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内容説明
ホロの仲間の名を冠す『ミューリ傭兵団』。彼らに会うため、ロレンスたちは鉱物商・デバウ商会が牛耳るレスコの町を訪れることになる。デバウ商会には、北の地の征服を企んでいるとも、さらなる鉱山開発を進めようとしているとも噂があり、そのため商会は町に武力を集めているという。だがロレンスとホロが訪れた町は、意外にも活気に溢れた平和な様子だった。訝しがりつつもロレンスたちは、ミューリ傭兵団が滞在する宿屋を目指すことに。そこで二人が出会った人物とは―?北を目指す狼神ホロと行商人ロレンスの旅は、いよいよ最終章へ突入する―。
著者等紹介
支倉凍砂[ハセクライスナ]
1982年12月27日生まれ。第12回電撃小説大賞・銀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
た〜
38
いよいよヨイツは目と鼻の先。その前にホロの旧知の名を冠した傭兵団が滞在していると言われる町に立ち寄るが・・・色々書きたいけど、激しくネタバレになりそう。ただ、「太陽の金貨」というタイトルの割に金貨は未だ話しの隅に出てくる程度。いったいどのようなものなのかとても気になる。2015/04/21
Yobata
38
ホロの仲間の名を冠すミューリ傭兵団に会う為、ロレンス達は鉱物商のデバウ商会のお膝下レスコを訪れる事に。デバウ商会は古の神の骨を利用しようとしたり北の地の征服や鉱脈開発を企んだりと悪い噂が耐えない。身構えてレスコに到達すると噂が嘘のように不気味なほど活気に満ち溢れた平和で商人にとっては天国のような場所で、夢である店の購入も可能な場所だった。裏に何かあると訝しむロレンスは事情を探るとやはり銀貨に関する裏があったが本質は掴めなかった。ホロに諭され店を購入しようとした矢先ついにデバウ商会の真の意図に辿り着く…。→2013/08/05
中性色
35
ロレンスとホロはかつてホロの仲間だった狼の名を冠するミューリ傭兵団に会うためにレスコという街を訪れる。という感じで。カラー絵を見た感じだと一瞬敵なのかな?と思ったけど、あっさり味方だったミューリ傭兵団。でも個人的にはあの人たち好きかな。そしてついにロレンスが自分の店を持つ決心を固めて、実際に買うのだけどそこでもう一事件あって後半へという流れ。毎度のことながら文章のわりに軽く読めるのがいいな。次巻で完結だが、はたしてどうなるか。2014/05/24
YO-HEY@紅蓮ロデオ
31
ついにって所まできましたね。ロレンスが行商人から町商人への第一歩を…踏み出さんと。でも、この二人のやり取りは甘いです。中身はべた甘、外見は甘々。微妙な表現ですねwでも、まだまだ…波乱もありそうですね。最後に出てきた外套の人物は、なぜその様な物を所持しているのか。下、下巻がまちどおしい!…ちなみに今回の商売関連のお話は抜群に良かった。段階を踏んで謎を見せていく。同じだけの段階を踏んで謎が明らかになる。きれいでした。2010/10/05
ぺぱごじら
29
実際よくあることで、うまく出来ないものを認めたくないばかりに、自分の得意なことに殊更没頭して、普段より力を出してしまうことがあるんですが、漢ロレンス君も正に「商いはキレキレ、ただその分だけ朴念人にも磨きがかかった」という感じ(笑)。これで二人の行く末には一つの結論が示されたワケなんで、後は落ち着いて二人が来訪者と共に舞い込んできそうな面倒ごとにどう対処するのか楽しみに待ちたいですね。不慮のナントカで悲しい話にならなきゃいいなとか余計な事も考えたりします。この二人には大団円が一番似合いそうだから。2010/09/14