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内容説明
三首四眼五臂六脚、戦場に現れ一軍をも滅ぼすという、これは一匹の怪物の物語…。不死身の覇王に七国が蹂躙されていた時代、とある街に三人の半端者が流れ着いた。口八丁の〓(ひょう)使い。突くべき鐘を持たない鐘突き男。亡国の皇姫を自称する小便餓鬼。奇妙な三人が出会う時、“怪物を殺す怪物”が凄まじい産声を上げる…!!奇才・古橋秀之が打ち放つ渾身の中華ファンタジー―シェアードワールド企画“龍盤七朝”、新シリーズ開幕。
著者等紹介
古橋秀之[フルハシヒデユキ]
1971年生まれ、神奈川県出身。96年『ブラックロッド』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
15
シリーズ開幕!開幕したとたん終幕!2020/12/14
秋山真琴
7
けして正しいわけじゃない。その選択は逃避だし、諦めてしまっていることに気づいているはずだ。そんな後ろ向きな姿勢が、しかし魅力的に見えるのは、それが人間だからだろう。動乱の時代の、ぽっかりと空いた穴のような町に於いて繰り広げられる、生れ落ちる獣の物語。なんと人情味に溢れているのだろうか。2010/02/11
jojou
6
中華風異世界を舞台にした迫力のある武侠ファンタジー。大袈裟で荒唐無稽なキャラ設定と細かい描写が大変おもしろい。特に戦闘シーンは圧巻。続刊の出る気配が一向にないのが唯一にして最大の欠点。2021/10/31
貴人
6
この本は恐ろしい本です。滅茶苦茶面白いのに、続きが来るのかどうかすらわからないなんて罪深いです。この作品における魅力はまずスーパークンフーバトルにあるといえます。色々な本を読んできましたが、ここまでクンフー万歳な、血沸き肉踊るバトル描写はそうありません。もう一つ挙げるとするなれば強大なラスボスです。こいつは北斗の拳のラオウに、天変地異を足したみたいな化物です。こいつを狙うは、ケルベロスの三つの頭たる主役メンバーたち。どいつもこいつもボンクラであるがゆえに思わず感情移入してしまいます。手を出すと危険な本なの2014/10/04
hirayama46
5
秋山瑞人と共通の世界観を用いて執筆された龍盤七朝シリーズの一冊。武侠小説の色が濃いDRAGONBUSTERよりもファンタジー寄りのバトル小説になっておりました。こちらもやはり続刊は刊行されておりませんが、後半やや駆け足なところもあり、もしかしたらこれで終わってしまうことも視野に入れていたのかもしれませんね。2020/05/04
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