内容説明
虫歯・歯周病は、口腔内細菌の炎症が原因。その口腔内細菌を放っておくと、細菌が血管に入り込み、動脈硬化、糖尿病、肥満等の原因のひとつに!口腔内細菌を排除する最も効果的な方法が、歯ブラシによる「歯磨き」。本書では、「歯磨き」がもたらす健康や長寿の秘訣をまとめました。
目次
第1章 歯医者の私が言うのもなんですが…
第2章 お口の中は細菌パラダイス―知っておきたい「最近の細菌学」
第3章 歯磨きの「意識改革」―虫歯・歯周病は生命に関わる病気です
第4章 歯磨きの「構造改革」―歯磨きしやすい「環境整備」とは?
第5章 歯磨きの「技術改革」―スローブラッシングのすすめ
第6章 「歯磨き」超・健康法―ダイエットからアンチエイジングまで
第7章 良い「口腔環境」は、長寿の秘訣!
第8章 歯医者が「勝者」になるために
著者等紹介
島谷浩幸[シマタニヒロユキ]
1972年兵庫県生まれ。大阪歯科大学を卒業後、大阪歯科大学大学院(細菌学講座)、大阪大学微生物病研究所研究員を経て、現在、大阪府堺市の医療法人温心会堺温心会病院・歯科勤務。歯学博士(歯周病細菌学)。日本抗加齢医学会会員。日常業務の傍ら、特に口腔内細菌学の立場からアンチエイジングへのアプローチを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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蒼紅葉
7
歯磨きの大切さはもちろん、虫歯にならない歯磨きのコツや、原因となる口の中の細菌の話など、分かりやすく解説してありました。また、口の健康が身体の健康につながることを具体的に示されていて、まさにサブタイトルにあるように、お口の掃除で健康・長寿だと思いました。良書です。2017/03/31
ヘムレンしば
3
また虫歯になったのを契機に。毎日ちゃんと磨いているつもりでしたが、電動歯ブラシに高い歯磨き粉使っているだけで磨いた気になっていただけという事が良く判りました。柔らか目の歯ブラシで何もつけず、寝る前にスローブラッシング。侮りがちな歯周病の怖さ、歯の大切さも良く判りました。何より著者の歯を大切にして欲しい、歯周病患者を無くしたいという思いが熱かったですね。良書だと思います。2013/12/21
Humbaba
3
健康を維持するために,歯は欠かせない存在である.そして,それを常に良い状態に維持するためには,歯磨きを行っている.しかし,歯磨きに対する正しい知識がなければ,長時間磨いたとしても,結局歯の健康を維持することはできない.2011/05/12
machalatte
2
歯についての基本的な内容が簡単にまとめられていて、読みやすかった。歯磨きのツボとスローブラッシングが具体的な対策になる。2012/11/13
Humbaba
2
歯は健康にとって非常に重要な案件の一つである。歯磨きを怠ると、虫歯になり、それによってものを食べるのに興味が持てなくなる。すると、一層歯に関して無関心になり、歯の健康を損なうことになる。2010/03/06