内容説明
高校生が行方不明になり、惨殺死体で発見される事件が続いていた。仲のいい双子の兄妹、高校3年生の隼人と結花は、ある日、ぐちゃぐちゃになった死体を見つけてしまう。学校では、「ウラヤミサマの呪い」ではないかという噂が囁かれ、結花の親友・舞子は、何かに怯えるように結花に冷たい態度をとる。体から欲しいものを奪っていくというウラヤミサマ。他人を羨む欲望は、やがて隼人と結花を巻き込んだ惨劇へと、続いていく。
著者等紹介
Saori[SAORI]
愛知県出身。『呪い遊び』(双葉社刊)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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dotkawahagi_bk@だいたいホラー小説しか読まない
4
高校生が変死体で発見される凶悪事件が続発していた。無惨な姿に成り果てた遺体に数年前に起こった「ウラヤミサマの呪い」ではないかと囁かれる。ウラヤミサマを知らない結花であったが、本人の意思とは関係なく巻き込まれていくことになる。 *** 少し長めの携帯小説ホラー。魔法のiらんどより多数のホラー小説を出版し、現在も別のペンネームで活動を続けている作家さん。 久しぶりに読んだが、相変わらず人間のドロドロした感情が渦巻いていて胸焼けがする読了感だった。 人から見ればかなり順風満帆の青春生活を送る結花。2023/01/22
霧香
1
ホラーだが化け物より人間の方が怖い系の話。結花が一切何もしてないのに巻き込まれてばかりで可哀想。2018/10/03