- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 電撃文庫
内容説明
里中達哉が見つけた厚い日記帳。そこには彼の、未来の姿が記されていた。「3人の少女と付き合うことになり、そして、その3人とともに―」自らの将来の出来事にショックを受けた彼は、なんとか事態を避けるべく日記の記述に抗い始める。しかし、運命は達哉を弄ぶ。避けようとしていた少女たちとは次々と出会ってしまい、そして望まぬまま、少しずつ彼女たちとの距離は縮まっていって…呪いのように、着実に彼を予定された結末へと歩ませていく。果たして、この絶望が記された日記から逃れる術はあるのか…?予言に逆らい、もがく少年の未来は果たして―!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
自分が3人の少女と付き合い、そして一緒に死ぬと記された日記を発見した達哉が、書かれていた内容通りに進むことに驚き、抗おうとする物語。達哉が3人の女の子たちと知り合うところはやや唐突な感もありましたが、予言通りにならないように逃げたり、回避しようとするものの、困っている相手を放っておけない主人公だけに難しそうですね。予言の一部を変えるきっかけとなった双子の妹が予言回避のキーマンとなりそうですが、今回メインだった三田村さん以外の2人ともどうなっていくか、そして物語がどういう結末を迎えるのか。次巻が楽しみです。2014/08/19
中性色
22
当初は売りやすくするために官能小説みたいなタイプの作品を書いてただけで、本来はこういったタイプの作品が本領なのかと思ったが、そうでもねーな……。未来物ではあるけれど、鮮度と長尺を考えると五年後って長かねーか?全部書くにしても、すっ飛ばすにしても、作品に対してのスケジューリングとしてはどうなのか。元々最初のクリスマスから回避するためなのか。まぁ、サスペンステイストな物よりは読みやすいからいいけど、この設定でラブコメだから緊張感がねぇ……。今回は三田村さんがメインだったけど、個人的にはエリナが好み。2015/08/04
まりも
22
前作が微妙だったので期待してなかったのですが面白かった。自分と3人のヒロインが死ぬ未来を予言した日記。その未来を変えるために主人公が奔走する話。設定がなかなか面白いです。未来日記の予言通りにヒロインの好感度を上げつつ主人公はなんとかしてそれを防ごうとする構図が面白かった。3人いるヒロインの内三田村さん以外は出番少な目でしたが今後彼女たちに焦点を当てる事になると思うので楽しみですね。しかし妹の怪しさがすごいw2014/08/11
アウル
18
未来改変物語。机の上に見知らぬ日記帳が置かれていたところから物語が始まる。主人公と3人のヒロインがこのまま進めば近い未来皆死んでしまうという結末から逃れる為に行動する主人公だが困ってる人がいたらBADエンドの道を進んでしまうにもかかわらず助ける姿は良かった。鍵を握っているのは妹なんだろうなと思いながら次巻も楽しみに待とう。2014/08/16
晦夢
18
未来のことが記された日記を手にした達哉はそこに書かれていた三人の女の子と付き合った末にみんな死んでしまうという絶望的な結末から逃れるために抗う。本気で避けようと思えば避けれそうな感じだがそれをすると誰かが死んでしまうような状況だったり放っておけない絶妙な加減。そして困ってる人は放っておけない主人公の性格がいい。とりあえず双子の妹が可愛い。妹がキーになりそうだが巻き込みたくない主人公、次巻にも期待です。2014/08/14