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内容説明
『大日本護法息滅会』。東勢大学で最近問題となっている新興宗教団体だ。織口准教授によると、教祖は理工学部のOBだという。傍観を決め込む絶対城だが、教祖が『憑きもの使い』との情報に、早速教団へ妖怪調査に向かう。しかし普段は協力的な杵松が、今回は別行動を取ると言い出した。仕方なく礼音と二人で訪れた教団で、絶対城は長身痩躯の青年教祖と対峙する。そして教義の矛盾を突き、見事教団の正体を暴いたかに見えたその瞬間、礼音の身体に異変が起こり―?
著者等紹介
峰守ひろかず[ミネモリヒロカズ]
2008年「ほうかご百物語」(電撃文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
59
《購入》4軒本屋さんを廻ってやっとGET!!今回も楽しませてもらいました。妖怪の薀蓄が豊富で本当勉強になります。やっぱり三人揃うと敵なし!2014/07/21
あっちゃん
57
今回は宗教団体ネタ!杵松さんの怪しい行動にブレブレの主人公も絶対城先輩との2人だけのシーンが多い所もなかなか(笑)でも、やっぱり皆で一緒に!っていうのが楽しいかな( ̄ー ̄)2023/10/22
坂城 弥生
55
クラウス教授身近にいらしたのですね!(なんか勝手にまた外国に行っちゃったと思い込んでた…)粘菌とかの話を聞いているうちにニュースで人食いアメーバとか話題になったことあるなぁ…とか現実とリンクしてる場面が時々あるのが楽しいし、妖怪や怖い話を作って人を遠ざける知恵が興味深い。2021/02/25
雅
54
絶対城と杵松の出会いエピソードが良かった。進展しないユーレイとの関係も含めて次が楽しみ2024/10/10
つばめ
40
4作目。今回の妖怪は「憑物」。とある新興宗教がどうやら憑物を使って信者を増やしているらしい。依頼を受けた絶対城先輩と礼音が本拠地に赴いて調査するも、絶対城の相棒である杵松さんは姿を消し……三人の関係性はどうなってしまうのか、ハラハラしどうしな展開。妖怪にまつわる伝承や仮説だけでなく、「真怪」と呼ばれる本当の妖怪も出てくるこのシリーズわくわくする。今回の真怪も有名で、そして次回以降の強敵にもなりそう。二人の距離も近付いてきてるのもにやにや。広義的に見て、サンタクロースも妖怪の一種という視点には目から鱗。2025/02/27