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内容説明
泣く子も黙る有名チームのヘッド拳児、だったのは今や昔。超がつくお嬢様朱乃の専属執事として、こき使われる日々をすごしている。暇さえあれば喧嘩ばかりの二人だが、どこか微笑ましい。実際、拳児が同級生にもてるのが、気になる朱乃だった。そんな時、朱乃が文化祭のクラスリーダーに抜擢される。人見知りの朱乃は動転するが、拳児の叱咤激励により、徐々にクラスをまとめていく。これにより二人は急接近していくが、紅堂家の総帥である父の帰還により波乱が起こり!?
著者等紹介
蝉川タカマル[セミカワタカマル]
第17回電撃小説大賞“金賞”を受賞し、デビュー。軽妙かつ、熱い筆致で注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
17
【★★★★★】ヤンキー執事と内弁慶お嬢様のドタバタコメディ第2弾。 1年ぶりとなる待望の続刊でしたが、生き生きとしたキャラたちの掛け合いや賑やかなアクションシーンなど、著者の持ち味が全く色褪せてなくて安心して楽しめました。 バカだけど漢らしさ溢れる破天荒ヤンキーにツンデレ意地っ張りお嬢様、一昔前の王道もの少年マンガっぽいノリが一周して逆に新鮮というか、非常に良い意味で古くさい感じがとても好ましく思います。 次回があることを期待して、これは是非とも旧き良きを求める方々にオススメしたい作品ですね。2014/06/17
わたー
11
★★★☆☆不良少年とお嬢様のコメディ2巻。今回は、朱乃とその父親との関係を描いていた。テンプレ通りのコメディ展開が続いていたものの、わりと楽しむことができた。問題の解決も、教科書通りな印象で、軽く読むにはちょうどよかった。しかし、伏線を張りつつも、次巻の刊行が未定となっているのが残念かなと。伏線を張ったままでシリーズ終了にはなってほしくないなと思った。2014/11/19
秀玉
9
良いね。この小説に限らず、さらっと読めて心の負担にならない作品に癒されている。文学脳ではないのか、難しい小説が読めないのか、など、自分のおつむの出来を心配しても始まらない、今の私には癒しが必要なのです。ついに会社から退職勧誘され、今の仕事は今年いっぱいで退職となる。と同時に社宅をでる準備は始めている。生活は一変するだろう。家賃の支払い、収入は無い。これまで老人の服装を見ては、どうせ長くはないのだから、もっと良い物を着なさいよとか、おしゃれしなさいよ、などとの思いは吹っ飛んだ。今はただ生きて行けるのかの不安2025/05/08
マカ
9
シリーズ第2弾。前作に引き続き何も考えずサクサクと読めるのがいいところ(笑)朱乃と拳児のやり取りも笑えるが、個人的にはやはり脇キャラの方が好きだな~。特に白神さんが。番外編でいいから白神さんの話が読んでみたい。拳児は執事として少しずつ成長してるけど、金髪のままでいいのかしら?と気になった。まぁ、金髪じゃなくなったら不良少年って感じじゃなくなるか(笑)2015/03/30
よっしー
8
前作と同じでリズミカルに物語が進んでいくので、読みやすかったです!! 朱乃と真田のやり取りはあいかわらずだけど、前作と違うのは心の底ではお互いを思ってる所かな。素直ではないけれど(笑 朱乃とお父さんの関係も少しは進展したみたいで良かった。ただ、真田母と朱乃父の関係は何なんだろうか…。意味深なラストが気になります!!2015/02/03