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内容説明
美少女亡霊集団“七人ミサキ”と暮らしていた高校生、伊吹。しかし彼の食事を作る役目をめぐり、騒動が勃発する。「姉であるあたしの仕事よ」とキッパリと主張する初希。「旦那さまのお世話をするのは妻の権利です」とウフフと微笑む郁。家の中が緊張状態になったことを愚痴る伊吹は、友人から「リア充自慢とは、お前も偉くなったもんだな」と突き放されながらも、頭を抱えるのだった…。待望の続編が登場!けれど、やはり可愛い悪霊たちとのハーレム生活は、一筋縄ではいかないッ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるぼろ
14
先に著者の新作の「ニートの恩返し」を読んでしまっていたので、この巻で打ち切りが決まってしまっていたのは知っていたのですが、面白いと思うんだけどなぁ…。難しいものですね…w さて、この巻のメインはほのかと生前のほのかの親友で伊吹のバイト先の先輩の赤坂晶についてです。親しい人が亡くなって3年、残された人にとっては色々と忘れられない頃合いですが、成仏してくれているならともかく七人ミサキの様に成仏出来ないとなると覚えていられると言うのは中々辛いのかもですね…。で、上記の通り打ち切りなのですが、2014/12/05
光一(ライト)
9
順調な感じでハーレムが完成しつつありますね。ただ、郁の影が少し薄くなったのが気になります。七人に焦点を当てていく物語展開なので仕方がないとは思いますが。内容はシリアスもありでなかなか安定しているので好きな方ですから次巻にも期待してます。2014/05/31
シュエパイ
9
妻と姉を自称する七人ミサキが爆誕した前巻から続き、今度は生前の親友と出会ってしまうほのかの物語でした。「あぁ、バイトをしなきゃなって」と語った赤坂さんのことが、すごく・・・心に残りました。いつかきっと、哀しくないお別れができるように、一人一人の心を解きほぐしていってくれるような続きの巻が出たらうれしいのです2014/05/14
中性色
7
そういや、あとがきにあったあのヒロインも名前がミサキだったな。基本的に重要視してる部分をじっくりやる分にはいいけれど、その関係かそれ以外の部分がとってつけた感が強まってしまってるなぁ。というか、嫁姑問題はどこいったんだ。メインはほのかと赤坂についてだが、最後ぐらいは直接的な関わり合いがあってもよかったかも。そして三上さんは出ただけでアレにダメージ受けるだけとかむしろ被害者じみてないだろうか。ただ1巻よりは出来はいいと思う。個人的にはほのかが好み2017/03/08
KUWAGATA
6
古本になってからでも良かったのですが、丸山さんファンなので、応援購入です。まあ可もなく不可もなく、ベテラン作家らしく無難にまとめたという感じ。七人の悪霊っぽさがずいぶん削ぎ落とされて、普通のハーレムラブコメになっていました。あとは今回のほのかのように、一人一人の未練を晴らしていくという展開になるのかな? 問題は、そこまで刊行が続くかどうかというところか(笑) 七人ミサキのキャラもよく立っており、クララなど脇の登場人物もよく描けています。絵も可愛いし、肩の力を抜いて楽しむにはもってこいの作品だと思います。2014/05/21