感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ペグ
41
隻眼の操縦士リークスが、木製の骨組みに布張りの翼で出来た長距離用特殊単葉機で客二人と共に最長記録に挑む。不時着するまでは彼等と眼下の景色を楽しみますが機器などの事はなにも解らずちょっとだれてしまいましたが〜後半、一人になってからのリークスの奮闘ぶりは圧倒される迫力です。イナゴの大群は孤独なリークスをある意味、救ったのだと思うのです!臨場感溢れる密度の高い作品でした。2017/04/15
ベック
4
とても短い。中編だ。でも中身はかなり濃密で、読み終えてみれば、これだ!っていうテーマもなく、何が言いたいのかよくわからないのだが、描かれる出来事は切迫していて目が離せない。途中の描写で嫌悪をしめす向きもあるだろうが、物語に同化している身にとって、むしろそれは救いであり羨望ですらあった。とり残されて、という状況が地獄に直結しそうな状態で、前向きに建設的に物事に取り組む姿は力強く胸に刻まれる。ほんとうに、これ中編?2026/03/27
ロルカ
1
かつてこれほどイナゴを美味しそうに書いた作家がいただろうか! 前半の飛行パートは個人的にはあまり面白くなくダレルが、後半のスリリングさは秀逸。極限の中で恐怖と狂気と悲しみが入り混じり、イナゴのお陰ですべてが昇華される。2014/01/18




