メディアワークス文庫<br> ノロワレ―怪奇作家真木夢人と幽霊マンション〈中〉

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メディアワークス文庫
ノロワレ―怪奇作家真木夢人と幽霊マンション〈中〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 207p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048654470
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「ああ、あのマンションね。赤い服着た女の子の幽霊、出るんでしょ?」ホラー小説編集者・西任結の引っ越し先で子供が二週連続で亡くなった。自分の子が巻き込まれる不安の中、住民の意見も割れていき、そして――

内容説明

ホラー小説レーベルの編集者・西任結が子供のために引っ越したマンションでは、子供たちが奇怪な事故に巻き込まれ、二週連続で亡くなった。次は自分の子が巻き込まれるのでは…と徐々に高まっていく住人たちの不安。そんな中、霊能者にお祓いを依頼するかどうかで意見は割れていく。だが事態はさらに悪化し、そしてついに―。奇怪な掲示や赤い着物の流し雛の慣習など、謎はさらに深みを増していく…。

著者等紹介

甲田学人[コウダガクト]
1977年、岡山生まれ。津山三十人殺しの舞台となった津山市出身。二松学舎大学卒。民俗学および魔術に関して知識を豊富に持ち、『Missing 神隠しの物語』で電撃文庫デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

36
ノロワレ過去編の中巻。上下巻構成だと勝手に思っていただけに、少し物足りなさを感じましたが、やっぱりこの感じは好きだなぁ。物語に大きな動きはありませんが、相次ぐ事故や人間関係のトラブルが良い具合に恐怖を煽ってきますね。子供を失う親の気持ちが良く描かれている辺りも流石。子持ち作家さんなだけあってリアリティが違いますな。マンションで起こる惨劇がドンドンと広がってきた中、ようやく夢人が動き出した訳ですが、この呪いの物語にどのような結末が待っているのか。次巻が楽しみです。2015/09/25

白火

20
流し雛をやってないけど流れてくるって…あの孫が流してるの?淳一は何に気付いてる?子煩悩の父親達も他人事ではないというのは何?克己が上巻で見た幻視?と関係あるのか?という感じに謎は深まるばかりだけど…続き待ってます先生。夢人の「何もしないまま、何も知ろうとしないまま、何もかも投げ捨てて逃げだしたら、負けになる。」という言葉、好き。こいつ割と良識吹っ飛んでるなとか麻痺させてるなってキャラが結構真理を突いて来る、この感じが私はとても好きだ。2015/11/04

アウル

18
まさかの中巻。薄いけど満足できる内容だった。扉を叩くという表現だけで鳥肌が立つとは思わなかった。初めの表現は怪異に巻き込まれるかもしれないという恐怖、次のは巻き込まれた子供が助かりたいがために一心不乱に助けを求める必死さが書かれておりどちらもゾクッとさせられた。次巻で遂に夢人が活躍するんだろうけど、真相はどんなので、結末はどうなるのか非常に楽しみ。2015/10/01

幸音

16
次は下巻だと思っていたのに、まさかの中巻で愕然としたのは言うまでもない。流し雛、赤い紙人形、次々とマンションで起こる子どもの凄惨な死。中盤まではさらっと読めていたのに、以降は異様な雰囲気に呑まれ、怖いと感じながらも一気読み。妻の不在中に子どもを家で亡くした夫は何に気づいているのだろう。助けを求めているのに誰にも気づいてもらえず冷たくなった子どもがかわいそうで読んでいてつらかった。霊能者の突然の失踪(?)ももちろん気になるけれど、一番は生駒老人と引きこもりの成人している孫が異常な雰囲気満載で気味が悪い。2015/10/11

シャルシェ

15
上下巻の予定だったのに、中巻が出ましたね。そのせいか今巻は薄くなっています。夜中に子供がドアをノックしても出てはいけない、とその言葉が終盤のあれになるとは……怖い怖い。下巻はついに夢人が前面に出てくるのでしょう。どうなるか楽しみです。2015/09/28

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