出版社内容情報
おんぼろアパ?ト「一刻館」。不良(?)住人に日夜部屋を侵略されても、五代がこのアパ?トに居続けるのは、そこに管理人さんがいるから……。果たして五代の思いは通じるのか。る?みっくワ?ルドの決定版!
▼第1話/SOPPO(そっぽ)▼第2話/ふりむいた惣一郎▼第3話/ショッキング・ジョッキ▼第4話/祭りの暗い片すみで▼第5話/夏の思い出▼第6話/事件▼第7話/狭い宇宙▼第8話/誤解の方程式▼第9話/明るい5号室▼第10話/坂の途中▼第11話/風邪に抱かれて▼第12話/星をつかむ男▼第13話/願ひ事かなふ▼第15話/キッスのある情景▼第15話/見るものか●登場人物/五代裕作(一刻館住人の元・浪人生。管理人さんを一途に想っている)、音無響子(一刻館の管理人で未亡人。かなりのヤキモチやき)●あらすじ/テニスの練習後、「そろそろお返事をいただきたいんですが…」という三鷹に、響子が「本当に私でよろしいんですか?」と返答。響子は本当に三鷹と結婚するのか? 五代は決死の思いで響子に真相を確認するのだが、果たしてその答えは…(第6話)。▼さまざまな誤解で一刻館を出ていた五代が、やっと戻ってきた。だが家出中にひいた風邪が悪化、寝込んでしまう。それでも一刻館の連中は容赦ない。今日も今日とて、五代は酒の肴状態。三鷹まで現れて、気も休まらない(第11話)。●本巻の特徴/響子が三鷹と結婚する! と勘違いした五代は、一刻館を出ていくことに(第6話)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiro
59
めぞん一刻の文庫版3巻。1982年から1983年にかけて連載されたのを収録。カバーの小さな獅子頭を持った管理人さんの着物姿は、正月をはさんだ巻のため?この巻も、自動改札でなく駅員がいる改札口など、時代を感じる。犬の惣一郎さんとの出会いと迷子、管理人さんが屋上ビールガーデンでビールを飲んで酔った姿、こずえの夏の思い出、誤解が誤解を生んで一刻館をでる五代、そして妄想を含めたキス、キス、キスなどなど。もう本当にイライラしてくるW2015/05/19
ソラ
35
じれったい感があるけれど、だんだんと響子さんと五代の距離が近づいてきている。それにしても、響子さんが良いならさっさとこずえさんとのずるずるした関係を解消すればいいのにって思うんだけれど…2016/05/28
mitei
31
こそあどの下りが面白かった。2012/07/16
p.ntsk
28
ちょっとした誤解から五代くんが一刻館を出ていくことに。いつもながらのすれ違いがもどかしいけどそれがめぞんの面白さですね。2014/06/25
フキノトウ
24
犬の惣一郎さんが行方不明になり五代と坂の上で振り返るシーン、不覚にも少し五代が格好よく見えました。熱を出した五代を看病する住人たち。そこでも、穴から出入りする四谷さんに笑いました。2016/08/11