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内容説明
“黄金の朝”と名乗る者による殺人事件が、全国で起こっていた。東北、北陸、関東、関西、九州と現場はバラバラだが、被害者全員がオンラインゲーム“リバース・オンライン”のユーザーだと判明。情報通信保安庁警備部の御崎と篠木が、ゲームの運営会社・株式会社リバースを調査すると、社長の雨宮が行方不明となっていた。彼の足跡を追ううち、御崎たちは、あの“AetΩ”事件とのつながりを見つける―。超エンターテインメント・シリーズ、ついに完結!
著者等紹介
十三湊[トサミナト]
生まれは岐阜。『C.S.T.情報通信保安庁警備部』にて第20回電撃小説大賞・メディアワークス文庫賞を受賞して、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シ也
41
シリーズ完結。これで終わりは寂しい気もするが、良い終わり方だったように思う。ネットの用語は苦手なので頭の中で(攻殻のあれか... ?)などと考えて少々手間取ったが文が読みやすくなり、サイバー犯罪ネタも面白いのだなぁ... と再発見できた2016/02/21
よっち
29
「黄金の朝」による殺人事件の捜査を続けるうちに、預言者の予言通りに伊江村らが犯人に誘拐されてしまう第三弾。今回の騒動と過去の事件との関連性が明らかになり、伊江村の両親と彼らに影響を受けて振り回された人たち、伊江村自身も関わる過去の複雑な因縁をうまく絡めて精算した完結巻でした。伊江村もきちんと向き合ってふっきることができたのは、支え続けた御崎(と篠木)の存在もやはり大きかったですね。事件よりも二人の不器用な関係が気になって読んでいたので、きちんと収まるところに収まった結末には満足。次回作にも期待しています。2015/03/26
いーたん
27
面白かったですが、前回までをすっかり忘れてたので、1巻から再読一気読みをしたいと思いました(そんな時間はあまりないのだけれど)2015/04/01
Susumu Miki(Dik-dik)
20
面白かったです。近未来SFですが、1巻あとがきで作者が書いた通りラブコメであります。ビーンズが万能過ぎて事件が起こると大事ですが、この作品世界でビーンズ使用禁止になることはないでしょう。人格プログラムがウエアラブルデバイスに載るのは現実的ではないでしょうが、SFにはそれくらいの夢はあって良いと思います。織衣の面倒くささは半端ないレベルでしたが、生い立ちを考えると仕方ないですね。打ち切りにあわず無事完走おめでとう!2015/03/31
ヤギ郎
19
このシリーズの最終巻。御崎と伊江村の関係を描写しつつ、敵を追い込んで行く。御崎の脳内エロが減っているのは伊江村と付き合いはじめたからだろうか。それとも単に作者が書けなかったからか・・・。エンディングがあっという間に終わって、何が起こったのかがつかめなかった。ページももう少し割いてゆっくり説明して欲しい。作者の筆力が上がっているのは確かに感じる。次にどんな本を出すか楽しみ。2015/04/05