火の鳥 〈no.12〉 ギリシャ・ローマ編

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火の鳥 〈no.12〉 ギリシャ・ローマ編

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784048520423
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

71
再読:-)「少女クラブ」連載のこの作品は当時のハリウッド映画のスペクタクルな情景描写にインスパイアされた構図と、“火の鳥”の血を与えることで主人公たちのエジプトからギリシャを経てローマ時代に至るまでの数奇な運命を描き出している。この作品での“火の鳥”は全編を通しての案内役と幕間狂言といった役割ではあるが、手塚治虫が後に描き継いだ人生とは何かに通じるものが主人公たちが時代に翻弄される様から観てとれるようだ。2017/01/01

みのにゃー

5
処分前の再読。一番最初に描かれた『火の鳥』を未完のまま収録。画は古いが物語は古びない。読み始めるとすぐ引き込まれる。2017/12/01

フロム

4
火の鳥のボーナストラック的な位置づけ。神話や伝説の奔放な引用を見る限り相当初期から手塚が漫画史に残る大河ドラマを描こうと構想してたのが読み取れる。クソ鳥もまだまだ人間らしさと言うか何と言うかまとも。どこら辺で神様の心変わりがあってクソ鳥がクソ鳥化したのかは非常に興味がある所。ただホントに昔の漫画なので非常に読みづらい。2024/03/23

がんぞ

3
昭和29年〜『漫画少年』(学童社)に連載された原型では、南の島で少年少女ナギ&ナミが火の鳥の血を飲んで新しく生まれ変わった火の鳥と同じく三千年の寿命を得て北方へ!日本列島の方へ流れていく。猿、亀、兎もついていく。古代日本(のどこか)は女権社会で、卑弥呼に支配されているが彼女は当時としては高齢で老いに怯えている。宮廷のはみ出し者スサノオは火の鳥の血を狙い…まだ稚い火の鳥は騙されて捕まった…未完/のちにCOMに「ライフワーク」と称して連載されたが、火の鳥は狂言回し的で「永遠の命を得てどうするの?」と問いかける2019/01/18

Takao

3
1990年4月30日発行(1992年2月10日、4版)。「少女クラブ」に連載された「エジプト編」(1956年5月号〜10月号)、「ギリシャ編」(1956年11月号〜57年7月号)、「ローマ編」(57年8月号〜12月号)と「漫画少年」に連載され(1954年7月号〜55年5月号)、出版社(学童社)が潰れたため未完に終わった「黎明編」を収録。著者のライフワークになった「火の鳥」だが、少女雑誌に連載されたこともあり、晩年のものとはまた違った作風であった。「黎明編」は単行本初収録。2016/12/18

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