出版社内容情報
なんとなく楽しい、そんな時間が心地よくて。
放課後のファミレス、そこは親の再婚で家に居場所がない俺にとって、唯一気が休まる大切な居場所。
ある日、そんなファミレスでクラスメイトの美少女・加瀬宮小白と出会う。
その日から、退屈だったファミレスでの時間は小白と愚痴り合う楽しい時間になった。
放課後のファミレスで、今日もふたりの帰らない理由探しが始まる――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
15
親の再婚って、子どもにとっては慣れない世界に放り込まれるようなものなのだろう。たとえ幼児でなくても。ましてクラス替えもある新学期。高2の紅太がファミレスに逃避したい気持ちもわかる。そこに同じ立場のクラスメート・加瀬宮が現れるところから始まる。この奇妙な出会いは、お互いの愚痴を語り、聞くだけという関係でスタートするのだが……。ラブコメではなくシリアスに話が流れる。お互いの立場への思いやりの心の声を読むと、これは必然的に恋になりそうな気がする。できればこんなぬるま湯みたいな日々が続いてほしい。のだが……?2025/11/25
Tomo I
0
ピッコマにて。2025/11/01




