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クムラン―蘇る神殿

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784047914247
  • NDC分類 953
  • Cコード C0397

内容説明

クムラン―それはユダヤの荒野の果て、世界から切り離された場所。その奥深くに穿たれた洞窟で、一九四七年、聖書の原本といわれる「死海文書」が見つかった。それから約五十年後、聖なる文書の盗難を皮切りに、残忍な殺人事件が起こる。考古学者ダビッドと息子アリーが突き止めた真相は、大いなる危険を孕む、聖書の預言に隠されたものだった…。そして悲劇はふたたび、ここから始まる。クムランの砂漠で見つかった惨殺死体。祭壇の上に寝かされ、丸焼きにされた肉体は、さながら神に捧げられた生け贄のようであった。被害者は考古学の世界的権威で、彼は「死海文書」のひとつ、『銅の巻物』に記されていた宝物を探っていたという。事件から二年、俗世から離れて洞窟に隠遁し、写本の修行を続けていたアリーは、必然の力によってふたたび混沌たる現世に引き戻されることに…。「死海文書」の果てしない謎をめぐり、張り巡らされる無数の因果―処女作『クムラン』にして熱狂的な支持を集めた著者が、さらなる才智を注ぎ、神学ミステリーの新たな可能性を提示する、待望のシリーズ新作。

著者等紹介

アベカシス,エリエット[アベカシス,エリエット][Ab´ecassis,Eliette]
高等師範学校を卒業した、若き哲学のアグレジェ(教授資格所有者)。弱冠27歳で処女作『クムラン』(角川文庫)を発表、熱狂的な支持者たちの口コミで、世界的なベストセラーとなる。その後も小説の執筆をはじめ、映画製作などにも携わり、精力的な活動を続けている

鈴木敏弘[スズキトシヒロ]
1944年生まれ。慶応義塾大学大学院修士課程修了、仏文学専攻。現在、日蓮宗長昌寺住職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっちゃん

1
テンプル騎士教団、フリーメーソンなど歴史ミステリーに登場する秘密集団とキリスト教の関連、ローマのユダヤ迫害の歴史など前作同様、知的好奇心をおおいに刺激されます。宗教体験といわれる精神の働きが生む夢幻の世界。この小説自体、宗教書か預言書かと不思議な感覚にとらわれる。キリストはメシアではなかったとし、新しいメシアが今誕生するという背教の書である。 闇の力が増している。終末の日は近い。預言者が現れた。さあ戦いの準備をしよう。現代の国際緊張関係を指摘し、イスラエルの民を鼓舞している。その意味で怖い小説である。 2003/11/17

琵音

1
やっぱり難しかった……主人公が思索に耽るともう、雰囲気を楽しむだけになってしまいます。しかし、この本は予想外に色々登場して楽しめました。次の本の舞台は日本だとか…次回作の翻訳も出ないかな。2012/01/16

Ra

0
作者が美人すぎ。題材は興味深い。が難しい。

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