世紀の相場師ジェシー・リバモア

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  • サイズ B6判/ページ数 428p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784047913714
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0398

内容説明

心を殺して相場に挑んだ男。1929年世界大恐慌を予測し、暴落のさなかに一人勝ちをおさめた伝説の相場師。―その華麗なる生涯と独自の投資理論。

目次

一九二九年―「ウォール街のグレート・ベア」
一四歳―家出同然でボストンに
千金の富―サンフランシスコ大地震をニューヨークで体感
一九〇七年―J.P.モルガン、JLに救済を要請
パーム・ビーチでの豪遊―一転して破産へ
第一次世界大戦―再起するリバモア
新婚生活―大邸宅と、トレード・セオリーの完成
盤石の富とスキャンダル
ボストン・ビリー―リバモア邸に強盗
忍び寄る影―金融大恐慌勃発
タイミングの秘訣―出撃と退却の時
リバモアのルール―資金管理
意欲喪失―別離と寂寥と絶望と
険悪な関係―ドロシー、息子を撃つ
死に神の到来

著者等紹介

スミッテン,リチャード[スミッテン,リチャード][Smitten,Richard]
ニューヨーク州ブロンクス生まれ。化学会社のマーケティング部長、人材派遣会社の副社長などを務めたのち、執筆活動に入る。ノンフィクションから推理小説まで、幅広いジャンルの作品を発表している。昼間は執筆に専念し、夜は自ら経営するバーで支配人を務める。フロリダ州在住

藤本直[フジモトナオシ]
1968年上智大学外国語学部卒業。翻訳家。主な翻訳分野は国際政治、国際経済、ビジネス、日米文化比較、社会学など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

48
数字の魔力。手法確立に苦闘・格闘。度重なる破綻にもめげない学習欲。5ドルから始めた相場師人生。得た名声と失った自己。恐怖と欲望という底なしの情動に振り回される市場の魔力に例外はないという証。Black Mondayで見せた真骨頂。市場に勝利することが生き甲斐!家族の破綻要因でもある・・・。加えて、モルガン氏との対比に見られる世評。辿りつく病に、氏の真摯さも感じる。ピボタル・ポイントなど、現代の株式戦略の基本を多々実践。記録より記憶の個。引き際の美学を考えさせられる。2016/07/02

yuu@mayu

14
『☆☆☆☆.5』所謂、相場のカリスマ。凡人の努力ではたどり着けない。しかし、トレーダーの端くれならば多少意識しないわけには…。2016/05/15

ぎゅう

5
伝記を通して、リバモアの哲学や投資手法についても記述がありどうしてそこに至ったのかがわかりやすい。彼が富をなし得たのは天才的な数学の能力があったからで、簡単に真似できるものではないが、他者の意見やニュースに振り回されない。自分が決めたルールをどんな時も踏襲する。買い時と売り時のタイミングなどは参考になる。彼自身とその家族の人生も壮絶でどこかで急激に会社を成長させると歪みが身内や自分に降りかかることがあると聞いたことがあるが、莫大な富がもたらしたのかエゴの強さか、愛憎溢れる家族の不和と破滅は悲しいものがある2021/08/11

Mentyu

3
人間の集合心理の発現として相場を捉えるという考え方が、リバモアの根底にあったらしい。そのため、人間の普遍的な側面について、非常な興味を抱いていたようである。ある意味で、相場とは様々な思惑が入り乱れる歴史の転変そのものとも言える。歴史のうねりを扱う歴史家は、意外にも相場師と距離が近いのかもしれない。2022/12/06

ykengo

3
20世紀初頭の話なのに現代のFX市場にも当てはまることがたくさんある。まさに「相場は変わらない」。しかし、すごい人生だなあ。最後は・・・2013/11/28

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