内容説明
京都で旅行会社に勤める桂木美也子は、ある夜、福岡の医師グループを祇園の舞妓ツアーに案内し、そこで知り合った青年医師の名木裕介に好感を抱く。ところが翌朝、名木と同じツアーの女医・秋野英子が絞殺されたことを知る。捜査を進める京都府警捜査一課の狩矢警部と橋口警部補に協力するうち、ツアー客の数人が秋野殺害の動機を秘めていることがわかった。次々と明かされる怨恨の相関図。だが事件は未解決のまま第二の殺人事件が…。そして名木への淡い想いが結婚への予感に膨らんだとき、美也子は思わぬ局面に立たされる…。推理界の女王が放つ本格長編ミステリー。
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- 和書
- 東洋的近世 中公文庫
