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出版社内容情報
アイヌの里で出会った老婆・イヌリカ。
メモをとることを拒絶する彼女は、
記録を遺す行為の加害性を、バードに突きつける。
「己の行いの帰結に、自覚はあるのか?」
その問いに、バードが出した答えとは――。
バードの「旅の目的」が語られる、第13巻!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
N島
25
彩り豊かな物語として再編されたイザベラ・バードの北海道踏破。綿密な時代考証の上に載せられた様々なアイディアが見事に結実し、素晴らしい物語となった本エピソードは、バードの旅の終焉を飾るに相応しいものになったと思います。次巻をもって最終巻となるのでしょうか…ちょっと寂しい気もしますが、最後の一章を心待ちにしたいと思います。2025/11/24
りー
23
「視座」は、ほとんどが自分の経験を通して獲得していくもの。経験していないものを知識として補うのが、まさに読書や各種ジャーナリズム。見知らぬものを受け入れるためのワクチンのようなものだとも思う。文字を持たない民であったアイヌのことを、当時のまま書き残してくれたイザベラ・バードに改めて深い感謝をしたい。彼女の文章が無かったら失われてしまったものが、本当に多いのだ。病気を抱えて旅を続けた、たった1人の女性の記録が、民族の記憶として今も鼓動を続けている。2025/10/27
ムーミン2号
17
平取(アイヌの集落)におけるバードさんの旅のクライマックスは次巻だろうが、その壮大な序章的巻。アイヌの人たちの精神的支柱であるイヌリカが死の淵を彷徨っている。イヌリカを救えるのか、伊藤もピピチャリも全力を尽くす中で、彼らはそれぞれの生い立ちを知り、仲間としての絆を深めていく一方、バードさんも信用を得て、アイヌ文化の神髄であるイオマンテが披露されることになった。そこに至るには、バードさんのことを信用し、愛している人々の心が作用したことがよく分かる巻だ。人の心の豊かさに民族の違いは大きく作用はしないようだ。2025/10/19
毎日が日曜日
16
★★★★2025/10/16
ミキ
11
旅もいよいよ大詰めですね。ピピチャリと伊藤の友情がよかったです。2025/10/21
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