出版社内容情報
敵は「私」。
それは全人類の自我、その集合体。
文明は限界を迎えつつある。
人類は新たなVERSIONに進化できるか。
東京湾決戦!
人類と世界のすべてを集約した生命、我素。
相対するは人類の生命に寄生し、そして発展させてきた知性そのもの!?
アングレーム国際漫画祭「遺産賞」を受賞し、
世界での名声高まる作家の重要長編作が大判&高精細で復刊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
23
人口知性「我素」。そのネーミングからもわかるように、そこには電脳的なイメージが伴うが、ユニークなのは「我素」が身体を持っていることだ。しかも、デザインは進化の過程で変態していく。その設定は、いかにも漫画表現に有効だ。さらに、自我の複製という展開は、タイトルそのものを象徴していく。さらにさらに、人間自体が命に寄生したものという疑いが登場人物達を襲い、いやがうえにも主題を深める。まるで容赦のない坂口尚なのであった。2025/04/05
へ~ジック
4
何だか、凄いことになってきたぞ…。「人類の集合意識」概念をこの様に使うとは、恐れ入った。2025/05/04
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