- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少年(小中学生)
- > KADOKAWA ビームC
出版社内容情報
髪でできた制服を纏う少女たちの愛の物語、完結。
命とも言える髪を切り、学園を去った“繭の君”。
残された少女たちはその喪失に心を揺らす。
そして、ついに訪れたクリスマスの夜。聖夜の奇跡は起きるのか。
運命の糸が絡まり、ほつれ、過去と今、未来へと紡がれていく……。
羽化し飛び立つ少女たちのガールズ・ラブ。
6巻には描き下ろしを24ページ収録!
5巻&最終巻、2冊同時刊行。
■原百合子ビームコミックス既刊■
『熱海の宇宙人』
『女神たちと』原作:河井克夫
■[コミックビーム]公式Twitter■
@COMIC_BEAM
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chacha子
7
あ〜〜、よかった……。希望の光は失われない。どんな障壁があろうと、煌々と灯り続け、人々を解放していく。洋子に触発され、変わっていく人々が美しい。胸を打たれた。感動的な最終巻でした。2023/02/02
おこげ
7
華へ手を差し伸べるだけじゃない、ちゃんと後悔することが大切。玲奈の励ましが、横澤さん…洋子の行動が変えていく華の選ぶ道と訣別に温かい涙が溢れた。雪舞う景色を背景にふたりきりのダンスシーンが幻想的でかつ美しい。5巻とリンクする表紙もまた洋子と華の関係を集約しているのが読み取れるし、哀しくも清々しさを感じる『アウト オブ ザ コクーン』は最適な描き下ろしだな。繭から羽化し羽ばたく洋子と華、一緒に歩いていくその先に輝く光がみえる✴️2023/01/14
いりあ
5
雑誌「月刊コミックビーム」で連載されていた原百合子の「繭、纏う」の第6巻です。特別な制服を纏う星宮女学園に通う生徒たちを描く百合作品です。5巻との同時発売。洋子と華の物語が完結しました。とても雰囲気のある作品で濃密な時間でした。学園を舞台にしているため、様々な考えの人が登場しましたが、洋子と華に焦点を絞って読み直すとしっかりと芯が通っていた作品だったんだなと思います。変わっていくことを肯定した洋子、変わっていく事が怖かった華。でも1歩を踏み出した聖夜の2人のダンスシーンや卒業後のエピソードなど素敵でした。2024/08/23
幸音
4
最終巻。変わらないものを愛する絢音と、変わりたいし、変わってゆく華も好きだと言う洋子。2人きりのダンスシーンは、洋子が王子様役を申し出たのが意外だったけど、洋子にとって華は「みんなの王子様」じゃないからか。星宮さんの特別な存在感というのがあまり感じられなくて、卒業後の星宮さんとのお別れの場面も感慨深さはあまり……。洋子と華、2人が並んで歩く見開きは素敵だと感じた。ただ、最後まで読んだけれど、雰囲気漫画だったと思ってしまう。2023/01/31
凪子
4
洋子と華のダンスシーンすごく素敵!星宮さんの存在感は相変わらず濃い。もっと星宮さんと洋子、会話して欲しかった。雰囲気漫画なところがあり、よくわからないところもあったけど最後まで通すとなんとなく感じるものがあり理解できます。美しいお話でした。2023/02/18