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出版社内容情報
『坂本ですが?』の佐野菜見、最新作はミステリアスな悪童の物語。舞台は、1990年神戸市北区。
アメリカの郊外をモデルに造られたニュータウン、オリゴン村。
裕福な住民が暮らすこの町に、“ひとりの”少年が養子としてやってくる。
少年の名は秘鳥(ひとり)。
美しく聡明な少年・秘鳥に、園山夫婦は魅了されるが、
秘鳥には、大きな秘密と恐るべき目的があった――。
スタイリッシュな高校生を描いた『坂本ですが?』から約2年。
佐野菜見の最新作は、ミステリアスな悪童の物語。
佐野 菜見[サノ ナミ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
63
「油断するなよ ミギ」「百も承知さ ダリ」。子供に恵まれなかった園山夫妻がひとりの少年の親になった。ふたりでひとりとなった「秘鳥<ヒトリ>」少年の悲しい理由とその目的…とサスペンス風味なミステリ要素もありつつシュールな笑いも満載。ドキドキの中にクスっとポイントを捻じ込んでくる独特の展開が斉木楠雄テイストも感じてすごく好き。かわいい少年を演じつつ、裏で真顔の2人がいちいち怖い。不気味なスティーブ・ジョブズ少年たちの先が怖くも楽しみ。2018/05/17
exsoy
37
ふたりの常識の無さが良く分からない。もしかして本当の秘鳥は…?2019/11/03
トラシショウ。
29
1990年。神戸近郊のアメリカをモチーフとする富裕層の住まうオリゴン村。子宝に恵まれぬ老夫婦の園山家に一人の少年が養子としてやって来る。礼儀正しく、容姿端麗で何かと親切と親孝行に勤しむ彼にすっかり魅了される夫婦だったが、その少年「秘鳥(ひとり)」は実は「ミギ」と「ダリ」の双子であり、巧みに夫婦の心を掌握しながら恐るべき目的を持って秘密裏に行動しているのだった。シュールギャグ「坂本ですが?」作者の新作は、二人一役の魔少年の暗躍を描く(敢えて言うなら)シリアスな笑い多めのサスペンス(?)(以下コメ欄に余談)。2018/05/14
しましまこ
24
靴は?ねえ、靴はー!2018/05/20
3月うさぎ
17
絵柄が怖く、話しもゾクゾクさせるミステリアスさを秘めています。そのくせ、クスッと笑わせるブラックジョークが時おり入り、続きが気になって仕方ありません。善意の老夫婦に引き取られた「一人の」少年。理想の子どもに成りきる為に、気を使いながらも鋭く目を光らせる様子が、怖くもあり滑稽でもあり。大きな目的の為に、理想の子どもを演じているようですが、次巻からの更に、残酷とユーモアを交えそうな展開を期待出来ます。映画のシャイニング辺りが好きな方は、とても好きそうです。私も好きです(^-^)/2018/05/20
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