身体のリアル

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身体のリアル

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  • サイズ B6判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047345652
  • NDC分類 769.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

押井守×最上和子の身体論! 押井家の謎にまで迫ります!押井守監督の実の姉にして舞踏家:最上和子との対話!

押井 守[オシイ マモル]
著・文・その他

最上 和子[モガミ カズコ]
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カザリ

34
面白い。押井さんの言っていることは、意識から身体へのシフトなんだけど、お姉さんの最上さんは当初より身体の人で、言っていることにかなり共感できた。舞踊は個人的に生まれ変わったらやってみたいことの一つで、それは神様に近い仕事だからということがある。身体を使って自分を忘れて神に同化するトランスになれる気がするから。だから巫女になって神楽をやってみたいとも思う。でも、和子氏いわく、今の踊りは体操でしかなく、そこに神を表現する風も光も花もないと言われているのはすごい。私が舞踊を観に行かないわけがしっくりきた。2018/02/10

まつじん

8
そうなんだ、若さが良いとは限らないんだ。2017/11/12

なつのおすすめあにめ

5
舞踏家で押井監督の実姉である最上和子さんの話は、身体論として説得力がある。一方、押井守はオープンワールドのゲームの話をしている……。相変わらず虚構の優位性の話かな? とか読んでいくと、なぜか姉弟で話が盛り上がっていくのがおもしろい。身体のリアルなので、当然死の話題にもふれるのだが、この姉弟はとにかく明るい。こんな明るいジジババになれたらいいかも。なんだかやけに上手だなと思ったインタビューと構成は、昨年亡くなった大塚ギチ氏。押井監督がぼかしながらディスった某監督の名を当てるなど、いい仕事してたなぁ~。合唱。2020/08/04

キムキム

1
舞踏家のお姉さんである最上和子さんのスピリチュアル圏内に突入しそうにもなる霊性身体論と掛け合うように、押井守自身の人生における生き方の変化、飼ってきた生身の動物たちから透けて見える死の(それはある意味生きていく)存在を、自分の身体として体得してきたエピソードが盛り上がる。そこから得た価値観や視方はそのまま『イノセント』の作品誕生に繋がるようで面白い。身体をフィジカルに捉えなくていい、己の強さの証明ではなく、身幅の中で出来ることを軸に思えば、どれも逆行した許しのようなものになるんだねと。動くことに光ある話。2018/08/07

りゃーん

1
押井守は我らが世代最も敬愛する映画監督だったのだが、うる星・パトの2部作後、イノセンスで迷走を始め、新作がかかると館に足を運んだ監督だったのだが観なくなった。本書を読むとその迷走ぶりの理由が明らかになる。武術にハマり、身体と言い出すのは姉である舞踏家の影響が濃いことを。稽古はある種のトランス状態を生み出すが、同時に、ロジックによる箇所も多く、ああ、この人はこっちに行ったのか、と押井守の迷走が実は、本人にとっては到達点とよく判る。だが同時にエロスとも云うのだが経験っていちばん表現に反映し辛いとも思った。2018/03/08

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