内容説明
信長の生きざまは、あなたの心にどんなスイッチを入れるのか?時代を切り拓いた織田信長の「言葉」を通して勇気をもらえる1冊。
目次
1 旧権威への憎悪と破壊
2 情報を制す者は、戦を制す
3 敵対する者は殱滅せよ
4 商業経済を重視
5 足利義昭と本願寺
6 織田家臣団
7 天下布武―信長の天下事業
8 同盟者・徳川家康
9 羽柴秀吉と明智光秀
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
1927年、東京生まれ。長く東京都庁に勤務し、知事秘書、広報室長、企画調整局長などを歴任。79年に退職し、本格的な作家活動へ入る。『暗い川が手を叩く』(大和出版)で第43回芥川賞候補となる。99年に勲三等瑞宝章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぺぱごじら
16
借り物。というか『まぁたまには本でも読みなさいよ』的押し付けられ本(苦笑)。よほど『読まない人』に見えるんだなぁ自分は。童門冬二さんは小説家というより『サラリーマンおじさんに温故知新を説く』情緒的コンサルタントみたいなものだと認識しているから、中身のペラさはまぁこんなものかと。『信長公記』と一緒に読むと、幾分面白い。2015-212015/02/18
金吾
9
信長の言葉を抜粋した本です。グレシャムへの評価は初めて知りましたが、物事の本質をすぐにつかんでるように見える信長らしい話でした。2020/08/15
読書国の仮住まい
3
童門さん曰くこの本は言葉による信長史とのこと。 これらの語録はいわば信長の発言のお団子であり、それを貫く串はあゆち思想であるという。 あゆちとは海から吹いてくる幸福の風のこと、万葉集にも詠まれている。 『桜田へ 鶴鳴きわたる 年魚市潟 潮干にけらし 鶴鳴きわたる』 日本の真ん中にある尾張はその風を受け止める場所で、愛知もこれに由来するとも。 しかしこれはなんというか。 失敗は許すが怠慢は許さん。 わしの国はいつも百姓が居眠りできるようにしたい。 これはまあいいが。 グレシャムって奴は大したものだよ←何これ2023/12/21
三色団子
0
織田信長が言ったとされる名場面での言葉、その解説が書かれています。全体をしっかり把握していないと、場面が思い浮かばないので、言葉も入ってきにくいです。2020/05/03