出版社内容情報
ドーハの悲劇、マイアミの奇跡、ジョホールバルの歓喜、視聴率66.1%を記録した02W杯のロシア戦など、日本サッカーの激動期に現場から中継を指揮した男が、中継の舞台裏、監督者や選手の意外な素顔を語る。
内容説明
フジテレビの「不敗神話」を作った男が日本サッカーの20年を語る。ドーハの悲劇、マイアミの奇跡(アトランタ五輪)、ジョホールバルの歓喜、そして日本サッカー史上最高視聴率66.1%を記録した2002年ワールドカップ・ロシア戦など、日本サッカーの激動期の数々の名勝負を、現場から中継指揮してきた著者が、中継の舞台裏、報道されなかった監督や選手の素顔、サッカー放送ビジネスの実態を解説。読むと試合の見方が変わり、特にワールドカップ・ブラジル大会の前に読めば観戦時の面白さ倍増!
目次
第1章 試合中継の舞台裏とテレビ局の仕事
第2章 ワールドカップを巡るテレビ業界狂想曲
第3章 テレビは日本代表の成長を伝え続けた
第4章 オリジナルサッカー番組の作り方
第5章 歴史を紡ぐドキュメンタリー番組制作
第6章 番組制作で出会った愛すべきサッカー人
著者等紹介
村社淳[ムラコソキヨシ]
1983年フジテレビ入社。Jリーグ創設前からサッカー番組制作に携わる。ディレクター、プロデューサー。現在は、株式会社フジクリエイティブコーポレーション取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
12
フジテレビ「すぽると! 」編集長だった著者が、今回のブラジルW杯を踏まえつつ、W杯や五輪の予選・本戦などの思い出を語りつつ、「W杯はいつから高額なコンテンツになったのか?」「試合前の国家独唱は北島三郎から始まった」などサッカー放送の背景やエピソードについて語るった一冊ですね。長い間見てきたからこそ語れる内容でした。2014/01/25
Humbaba
2
物の値段はずっと同じというわけではない。また、同じサッカーの観戦に関するものでも、スタジアムの入場料とテレビの放映権の値段の移り変わりには大きな違いがある。サッカーの放映権は当初は考えられなかったほどに高価になったが、それだけ注目度が増し、コンテンツとしての価値が高まったとも言える。2014/04/11
スプリント
2
サッカー中継の仕組みやサッカー番組の苦心談など実際に関わっていた人ならではの内容が満載で楽しめました。ワールドカップは巨大な利権を生み出す構造になっており将来気軽に視聴できるコンテンツではなくなるのではと不安を感じます。著者が最後に引用していた「放送を見ることで直接スタジアムで観戦したくなる中継」を目指したいという言葉が印象的でした。2014/03/09
neige
2
ワールドカップのテレビ中継を現場で指揮した人という、今までになかった視点から書かれた一冊。前半部分の「中継」の舞台裏は興味を持って読むことはできたが、後半部分の「番組」については関東ローカルが多く、観ていない自分にはその価値が伝わってこなかった点は残念。この本を読んで、2014年のワールドカップがもっと楽しめるかどうかは個人差がありそうです。2014/01/26
Mimuchi
2
著者のサッカー愛を感じる。日本のサッカー発展の歴史とその舞台裏を語りは楽しめました。2014/01/21
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