角川SSC新書<br> 海洋資源大国めざす日本プロジェクト!―海底油田探査とメタンハイドレートの実力

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角川SSC新書
海洋資源大国めざす日本プロジェクト!―海底油田探査とメタンハイドレートの実力

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  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047316157
  • NDC分類 558.4
  • Cコード C0257

出版社内容情報

かつて、石油は40年で枯渇するといわれた。だが、技術革新等により、むしろ化石燃料は増えている。米国のシェールガス革命しかりだが、革命の可能性は日本にもある。島国ニッポンの海洋資源の潜在力を解き明かす。

内容説明

かつて(1970年代)、「石油は40年で枯渇する」とされた。だが現在、同じ化石燃料である天然ガスを含め、その採取は何十年も先まで可能とされている。なぜ、変わったのか?大きな理由は、油田やガス田を探査する技術、そして採掘する技術が発達したことだ。その結果、世界中で開発が進み、今や石油埋蔵量1位は中東ではなく、南米ベネズエラという変容ぶりである。同じような事態が日本が抱える「手つかずの海底」で起きても何も不思議ではない。本書は、すでに動き出している日本の海洋資源への取り組みを扱う。海底油田の探査と試掘、メタンハイドレートの可能性など、日本が本腰をいれている開発の現状と未来を探る。

目次

序章 エネルギーと国家戦略には密接な関係がある
第1章 日本が描く国産エネルギーの夢―海底油田とメタンハイドレートの開発が進む理由
第2章 世界で拡大するエネルギー資源の供給地―中東の現実、アフリカの沸騰、そして未来の産油国
第3章 多様化するエネルギー資源―シェールガス革命から広がった新エネルギーたち
第4章 日本はエネルギー資源国になれるのか―日本の可能性は純国産と準国産にあり
第5章 化石燃料革命時代の世界地図―エネルギー資源新時代とこれからの世界情勢
付録 石油無機成因説による国産資源論―ケロジェン根源説以外の「石油」の成り立ち

著者等紹介

石川憲二[イシカワケンジ]
ジャーナリスト、作家、編集者。1958年東京生まれ。東京理科大学理学部卒業。週刊誌記者を経てフリーランスのライターおよび編集者に。書籍や雑誌記事の制作および小説の執筆を行っているほか、30年以上にわたって企業や研究機関を取材し、科学・技術やビジネスに関する原稿を書き続けている。扱ってきた領域は電気・電子、機械、自動車、航空・宇宙、船舶、材料、化学、コンピュータ、通信、デバイス、システム、ロボット、エネルギー・資源、生産技術、知的財産など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雲をみるひと

20
日本のエネルギー政策、エネルギー事情について解説した本。日本でのメタンハイドレートと海底油田のポテンシャルと課題について詳しい。この分野の知識がなくても理解できる書き方がされておりわかりやすい。読みやすい良本。2024/12/19

Yambeee

1
メタンハイドレートの課題は、ガスの分解技術と運搬インフラ、あとはそもそも天然ガスの用途が限られていること。ガスで車は動かない。2015/10/21

Great Eagle

1
この本の内容はとても面白かった。日本には資源開発の歴史や企業が少なく、知識も不足しているので、とても参考になった本です。これらの情報が日本には少なさすぎるし、海洋石油開発や石炭開発に天然ガス開発などのコストとかももう少し知らないと、原子力発電の議論もできゃしないって!アメリカや中国はこの種の情報には精通していますから、もう少し一般の日本人も知見を広げるべきですね。2014/02/25

Soyong

0
メタンハイドレートのみならず、シェールガスや石油などの化石燃料の世界事情について広く学べる一冊。ブラジルを代表する南米やナイジェリアを代表するアフリカにおける化石燃料の開発は勉強になった。エネルギー戦略は、国家戦略である。国民の理解も必要である。2014/02/05

kaku-t

0
採算ペースにあうように日本も頑張って欲しい.2013/12/17

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