角川SSC新書<br> 国家の危機と首相の決断

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角川SSC新書
国家の危機と首相の決断

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  • サイズ 新書判/ページ数 287p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047315792
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

東日本大震災、地下鉄サリン事件……。日本の危機対応はなぜもたつくのか!?

「国難」への対応が遅いのには理由がある。平時でも「リーダーシップがない」と言われる日本のトップが「国家の危機」が起こった際、どんな決断をしたのか。首相の資質、政府・官邸の危機対応を検証する。

内容説明

平時でも「リーダーシップがない」と言われる日本のトップが「国家の危機」に直面した際、どんな決断をし、どんな指導力を発揮したのか。東日本大震災での菅直人首相の初動が批判を浴びたばかりだが、歴代のトップたちは想定外の事態に陥った際、なぜかもたつき、対応への感度が鈍いと評価されている。「国難」を大震災、経済危機、非常事態の3つに分け、その時々の最高権力者が危機に際してどう舵取りしたのかを追いながら、首相の資質、政府・官邸の危機対応を問い直す。

目次

第1部 大震災(東日本大震災;関東大震災;阪神・淡路大震災)
第2部 経済危機(ニクソン・ショック;第一次石油危機;97年金融危機)
第3部 非常事態(60年安保騒動;ダッカ・ハイジャック事件;大韓航空機撃墜事件;アメリカ同時多発テロ事件;地下鉄サリン事件)

著者等紹介

塩田潮[シオタウシオ]
1946年、高知県吾川郡いの町生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業。雑誌編集者、記者などを経てノンフィクション作家に。『霞が関が震えた日』で第5回講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ceskepivo

2
現代政治史のおさらいの本。「国家の危機」は、その場面に遭遇した政権担当者の裸の姿を照らしだすという。阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件に遭遇した村山首相は、自分の経験不足を自覚し、部下に対して「全面委任型」のリーダーで、責任はすべて首相が負うという形を貫いた。結果的には、この「全面委任型」が日本人の気質に一番会っているということか。警察庁長官狙撃事件で、「旅券失効は無理」とした河野について、野中が「「自民総裁は河野では無理」と考えるようになったエピソードは興味深い。2013/01/21

湘南☆浪漫【Rain Maker】

1
何が正しいか、または最善かを瞬時に判断、決断してリーダーシップを発揮していくか。 重い仕事…。 2018/01/31

KG

1
12.12.24 やや駆け足で読了。11の危機の中で積極即応型で成功したのは、たった2つ(83大韓航空機墜落の中曽根と同時多発テロの小泉)。やはりこのふたりですね。★42012/12/24

Teo

1
どう見ても菅の所は弁護しすぎだと思う。首相の器でない人間が首相に座っている時に未曾有の大災害となったのは恐らく近代日本史上最大の悲劇だった。勿論、その下地はそれまでの政府が作ったものではあるが、一番首相としてあるまじき事をした。それに比して村山は自分の出来ない事をちゃんと自覚していただけでもずっと上だ。橋本・佐藤は自分を過信して禍根を残した。2012/07/22

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