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角川SSC新書
誰が坂本龍馬をつくったか

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  • サイズ 新書判/ページ数 196p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047315082
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0221

内容説明

土佐の郷土出身の坂本龍馬が、なぜ日本を動かすほどの偉人となりえたのか。単なる尊皇攘夷思想の若者が、列強諸国から日本を守るために海軍創設の重要さを唱え、内戦を防ぐべく行動するまでに成長したのである。彼がこれほど大局からモノを見られるようになったその陰には、勝海舟、河田小龍、横井小楠、松平春嶽といった当代きっての知識人との交流があった。そして彼らは自分の考えや夢を龍馬に語り、龍馬はそれを実現させていった。彼らが坂本龍馬という男をつくったと同時に、彼らにできないことを龍馬に託したのだった…。

目次

第1章 坂本龍馬を飛翔させた最大の師・勝海舟
第2章 ペリーの黒船によって列強諸国という敵を知る
第3章 龍馬を育て「男」にした姉・乙女
第4章 土佐随一の知識人・河田小龍から海軍構想を学ぶ
第5章 龍馬に脱藩を決意させた久坂玄瑞
第6章 龍馬に政治的な夢を託した松平春嶽と横井小楠
第7章 龍馬の命を救ったお龍と龍馬を愛した女たち
第8章 龍馬の政治的行動を側面から助けた西郷隆盛
第9章 海援隊、そして大政奉還へ。龍馬の夢の実現と人育て―陸奥宗光・岩崎弥太郎・後藤象二郎

著者等紹介

河合敦[カワイアツシ]
1965年東京生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業、早稲田大学大学院修士課程修了(日本史専攻)。現在、高等学校で日本史を教えるかたわら、歴史研究家、歴史作家として歴史書の執筆活動を行う。第17回郷土史研究賞優秀賞、第6回NTTトーク大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわん

18
2009年11月の本。タイトルから勝手に陰謀説とかだと思ったが、影響を受けた著名人とのエピソード集だった。以前読んだ「坂本龍馬」本と大体同じかな。でも、まず読みやすい書き方であった。2020/03/15

mitsu44

13
坂本龍馬はなぜ一介の田舎郷士から国を変えた偉人たりえたか。勝海舟、松平春嶽、河田小龍、佐久間象山、横井小楠らから多大な薫陶を得てそれを実行したこと、自身の行動理念が私利私欲ではなく国家の為に尽くすことだとしていたこと。大河ドラマの録画残りもしっかり見よう。そして前から思ってたが、勝海舟の著作を読みたい2019/01/02

hideboo

2
坂本龍馬の功績は、積極的に多くの出会いを求め、彼と関わった人たちから学び取ったものを、自分なりに解釈した事でなし得たものだとする。知っている事も多かったが、興味を持って読めた。2010/05/12

jupiter68

1
面白く読んだ。司馬史観は本当の歴史ではない、ということは十分理解している。だが、この本は司馬史観に近い。本当の歴史は別にあるということをわかっていても、この本は面白いということを思う。これでいいのだ。2017/05/26

Sing

1
龍馬に薫陶を与えた勝海舟、河田小龍、久坂玄瑞、横井小楠、西郷隆盛、姉の乙女など、各章で視点を変えながら、一介の下級武士に過ぎなかった龍馬がいかに薩長同盟や大政奉還を実現するほどの人物になっていったのかが語られる。取立てて新しい情報はないが、改めて龍馬の、西欧列強の脅威にさらされた国家への危機感と私心の無さ、行動力、合理的で大局的な思考、そして人間的な魅力が人並みはずれていたのかを思い知らされる。個人主義に傾倒し過ぎた現代人は改めて龍馬の生き様に思いを馳せるべきである。2013/01/20

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