内容説明
糖尿病の治療では血糖値は低ければ低いほどいいといわれている。ところが2008年2月、血糖値は厳格にコントロールするほうが死亡率が高まるという驚愕の研究結果が米国で発表された。それにより世界の流れは、血糖値は緩やかにコントロールする治療法に変わってきている。にもかかわらず、日本では依然として厳しい食事制限とインスリン注射を中心とした薬物治療が主流である。現在常識とされている日本の糖尿病治療がいかに時代遅れであるか、その問題をていねいに説き明かした警世の一冊である。
目次
第1章 生活習慣病から体を守る
第2章 糖尿病治療で大切なこと
第3章 血糖値は、とにかく厳しく下げればよいか
第4章 タバコをやめて糖尿病を予防・改善
第5章 「食事より運動」と考えて、健康長寿
第6章 糖尿病治療の落とし穴、低血糖を防ぐ
第7章 糖尿病は循環器の医師に診せなさい
第8章 インスリン注射はやめられます
著者等紹介
岡本卓[オカモトタカシ]
1960年京都府生まれ。医師。医学博士。85年東京大学医学部卒業後、東京大学病院第三内科、自治医大病院などを経て、91年東京大学医学部第四内科助手に。92年より博士研究員としてハーバード大学医学部へ。95年に同大医学部講師。97年クリーブランドクリニック財団ラーナー研究所助教授(アシスタントスタッフ)就任。同年、オハイオ州立大学助教授兼任。99年理化学研究所脳科学研究センターチームリーダー就任。2001年K&Iオホーツク海病院勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- エバーグリーン