- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > ファミ通文庫
出版社内容情報
ミライショウセツ大賞書籍化作品第8弾。
かつて天才詐欺師だった少年、翔馬。過去を悔いる彼は嘘を封印し、これから始まる"普通"の高校生活に思いを馳せていた。ところが入学初日、額に【I】の痣が浮かび、他者に自分の姿を偽って見せる能力が発現してしまう。同じように【II】の痣を持つ少女氷華梨と出会った翔馬は、この学校に『アルカナ使い』と呼ばれる能力者達がいる事を知り、さらに学内で巻き起こる様々な諍いへと巻き込まれてしまう――!? 過去に囚われた子供達の贖罪と救済の物語。
内容説明
かつて天才詐欺師だった少年、翔馬。過去を悔いる彼は嘘を封印し、これから始まる“普通”の高校生活に思いを馳せていた。ところが入学初日、額に“1”の痣が浮かび、他者に自分の姿を偽って見せる能力が発現してしまう。同じように“2”の痣を持つ少女氷華梨と出会った翔馬は、この学校に『アルカナ使い』と呼ばれる能力者達がいる事を知り、さらに学内で巻き起こる様々な諍いへと巻き込まれてしまう―!?過去に囚われた子供達の贖罪と救済の物語、開幕!!
著者等紹介
射当ユウキ[イトウユウキ]
ミライショウセツ大賞に応募した『アルカナ・ナラティブ』が書籍化の運びに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
天才詐欺師だった過去を悔いる少年・翔馬は高校入学初日に「Ⅰ」の痣が浮かび、同じように痣を持つ少女・周防と出会う物語。『アルカナ使い』と呼ばれる能力者達がいる高校で、過去のトラウマから男性恐怖症の美少女・周防はたびたび危険に晒され、そんな彼女を放っておけなくて自らが傷つくことも厭わずに身体を張って守り通そうとする翔馬。自分が辛くて苦しい時に、不器用だけれど真っ直ぐな大切に想ってくれる気持ちを感じて、癒やされ育まれてゆく二人の関係の緩やかな変化が強く心に響きました。二人の行く末がとても気になるので次巻に期待。2016/02/03
真白優樹
13
かつて天才詐欺師だった少年が謎の能力を得て少女に出会い始まる物語。過去に囚われし子供達や贖罪の果てに救済を得る。そして二人にとっては互いが救いなのだろう。これは不思議な力が発現しる生徒が現れる学園で子供達が救済の光を見つけ過去を越えていく物語。今回悪役となり因果応報の目にあった子はどんな救いを得るのだろうか。全てのアルカナ使いは何らかの救いを得る時が訪れるのだろうか。未だ全て姿を現していない子供達、まだ始まったばかりの生活。彼らは一体この先にどんな光を見つけどんな道を歩いていくのか。 次巻も楽しみである。2016/02/01
ツバサ
11
なんか足りない気がするけど面白かった。主人公やヒロイン、その他のキャラが疵を抱えているけど、例外を除けば前に進もうとしていて安心する。ただ、一歩間違えれば奈落に落ちていきそうで不安になる。 設定とかキャラが気に入ったらから是非シリーズ化してほしい。2016/02/08
たにやん
10
「アルカナ使い」と呼ばれる能力者が複数人在学する高校に入学した元天才詐欺師の翔馬。入学初日に他者に偽りの姿を見せることができる能力が発現する。そんな彼が学内で起こる様々な事件に巻き込まれてしまう。過去の出来事によりできた傷を内に抱える翔馬達の贖罪と救済の物語でした。明かされはしませんでしたが、他のアルカナ使い達も大なり小なり傷を抱えているみたいなので、そこら辺の掘り下げも読んでみたいです。しかし人間的にカスみたいなやつばかり出て来て少ししんどかったです。2016/02/10
ラル
9
いいね!本屋で帯と表紙見て衝動買いしたやつだけど楽しめました。主人公とヒロインの立ち位置が好きだな。元詐欺師である主人公と、過去に騙されたトラウマがあり、嘘を見抜くアルカナを持ったヒロインと。イラストもとても好み。氷華梨ちゃん可愛い。翔馬さんも結構イケメンっすね。ギャグや言い回し、展開のさせ方が少し合わなかったものの、致命的なレベルではなかったし、トータルではプラス評価。1巻としては充分な仕上がりで、ここからまだまだ面白くできると思うので次巻以降に期待。名壁の正義は明かされず。次巻で再登場して回収か2016/02/06