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出版社内容情報
鳳乃一真が贈る完全新作！ 今、史上最強の武と知の争いが幕をあける!!
アリオン皇国最強と謳われる"黒狼卿"ヴィンセント。その圧倒的な強さで周囲から恐れられる彼が、唯一気を抜けるのは、街娘の少女ミアに顔を隠して会う時だけだった。そんなある日、国境を守るヴィンセントの前に敵国の不敗の軍師――"天眼のフォウ"が現れる。鉄仮面をかぶり、天の目を持つというその不気味な軍師と戦火を交えることになったヴィンセントだったが、戦いの最中に信じられない人の姿を見つけてしまい……!? 二つの顔を持つ最強たちが織りなす戦略英雄譚、ここに開幕！
内容説明
アリオン皇国最強の騎士、“黒狼卿”ヴィンセント。その圧倒的な強さで周囲から恐れられる彼が唯一気を抜けるのは、かつて助けた街娘のミアに、顔を隠して会う時だけだった。そんなある日、国境を守る彼の前に敵国の軍師“天眼のフォウ”が現れる。鉄仮面を被り、天の目を持つという不気味な人物と戦火を交えることになったヴィンセントだったが、戦いの最中、その仮面の下に信じられない顔を見てしまい…！？運命に抗う二人の最強が織りなす“戦略”英雄譚！
著者等紹介
鳳乃一真［オオトリノカズマ］
第１３回えんため大賞において『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』で大賞獲得。同作でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
42
敵同士なのに恋に落ちてしまった騎士と軍師の物語。あ、甘ーい！ ファンタジー戦記としての、完成度は正直高くない。だけど、ミアとヴィンセントの恋模様があまりにも甘々すぎて気がつけば読了していました。手袋越しのキスで気絶しちゃうミアが可愛くて萌えるわ。敵同士が恋に落ちたら少しは悲観する筈なのに、2人とも前向きに相手を自分のものにする為に奮闘するっていうのが良いですね。側近組も応援体制に入ってるし、もう盤石やな(笑)難しいことは考えず、ニヤニヤ出来る物語を読みたい人にはオススメできる1冊です。2015/12/07
Yobata
32
アリオン皇国とローベルト帝国の2大国が対立する世界で皇国最強の騎士“黒狼卿”ヴィンセントは、中立都市マルタで出会ったミアと会うことを楽しみにしていた。そんな時帝国随一の軍師“天眼のフォウ”が戦場に送り込まれ、その戦場で奇しくも出会ってしまう…。｢龍ヶ嬢七々々｣の鳳乃一真さんの新作。敵国の英雄と天才軍師が惹かれあってしまうというロミジュリを題材とした話だったけど、全然悲劇っぽさはない。むしろ恋した相手が敵国の英雄であったと判明してからのミアの気合の入り方はかなり前向きで元気な子だねwそんな勢いある子だけど→2015/11/28
よっち
31
アリオン皇国最強と謳われる黒狼卿ヴィンセントが唯一気を抜けるのは、街娘のミアに顔を隠して会う時だけ。そんな彼が帝国軍との戦いで敵国の軍師天眼のフォウの意外な正体を知ってしまう戦略英雄譚。皇国の英雄と帝国の天才軍師という相容れないはずの二人が恋に落ちる悲劇的展開をベースとする物語ですが、お互いの存在を知ってからはむしろ喜劇的展開。それぞれが規格外の力を持ち、似た境遇で世間知らずだったり、同じようなことを考える運命的な二人だからこそ恋の成就目指して頑張って欲しい。次巻以降の展開がとても楽しみな新シリーズです。2015/11/28
norstrilia
21
読メの評判が良かったので。 設定自体は定番といえば定番だけれども、そこからの話の拡げ方がいい。メインの二人だけではなく、両陣営のサブキャラ達も魅力があって、素直に掘り下げて欲しいと思える。某・四大悲劇のうちの一作にあとがきで触れられているけれど、話の展開のテンポもいいので、次巻にも期待。2015/12/05
真白優樹
19
大きな大陸で二つの大国が争う中、中立都市で英雄の青年と軍師の少女が出会い始まる物語。対立する国の間での恋物語と聞くと悲嘆を感じさせるかもしれないがこの物語はそんなこともなく、お互いにお互いを手に入れようとそれぞれの副官達とドタバタを繰り広げながら戦う青年と少女の物語となっており安心して気軽に読める作品となっている。現状、青年の方が強そうなのは気のせいだと思いたいが。国の行く末など気にせずただ自分の手に入れたいものを手に入れるために戦う青年と少女、その先に待っているのはどんな未来か。 次巻も楽しみである。2015/12/01
