内容説明
目印は、入り口の横にある止まり木に止まった大きなヤタガラス。それから、暖簾の「○」。店の名前は、居酒屋「まる」。なんでもそこの店主は、異世界から訪れる客人たちに好みの料理をふるまうらしい…小説投稿サイト“エブリスタ”スマホ小説大賞(エンタメ文芸部門)2014、1位!!
著者等紹介
千冬[チフユ]
小説投稿サイト“エブリスタ”で連載中の「居酒屋まるの一夜物語」が、スマホ小説大賞2014エンタメ文芸部門で1位、総合ランキングで上位を占め人気作品に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうこ
38
表紙が可愛かったのでなんとなく手に取った本(笑)設定は自分の好きそうな感じだったので世界観的には良かった。ただ、文章が客観的に見ると完成しきってないのかな?ってかこればっかりは相性だから...(笑)一つのお話は短いので合間に合間に読むにはちょうど良い。2017/03/05
瀧ながれ
26
おもしろおいしそうだった‼ 舞台となる居酒屋は、日本のとある商店街の近くに存在していて、人間に紛れて生活している吸血鬼や狼男(もちろん仲は悪い)などが、酒と料理を楽しみにくるという設定。普通の人間も来店するし、ときどき道がつながっちゃっておとぎ話や伝説の登場人物が来店することもある。という連作短編ナンデモアリ感がほんとに楽しかった。店主の泉実さんもたいへん魅力的なので、カウンター席でガン見したいところですが、…吸血鬼につまみ出されそうですね(笑)。下巻も読むよ!2015/05/07
やまこ
23
表紙が面白そうで読んでみた。人以外のお客さんが多い居酒屋「まる」吸血鬼やら、猫又、狼男、ろくろ首が常連でわいわい。ご飯よりもお客とのやり取り重視。店長の泉実が見た目よりブラック。吸血鬼のミハイさんが表紙よりも後ろのイラストなかなかなイケメンかつ、男なのに泉実に求婚する場面が多いので読む人を選ぶのが残念。まぁ、私は遠い昔に封印したはずのBL熱が久々解かれましたよ。これBLかって10回ぐらい見回しましたから。だからね、もう最後くっつくオチでもいいと思うんですよね。妖怪のせいにしちゃえばいいんですよ(笑)2017/04/11
ぐっち
23
人外の常連ばかりが増える居酒屋のお話。古今東西が入り混じってるのはまだしも、童話は別ジャンルじゃね?とも思いますが、わきあいあいとした雰囲気と店主の突っ込みで楽しく読めます。ただ、分厚い上に小さい字の二段組み、一話が短めで、縦軸ネタがそんなに強くないのもあって上巻で割と満足しちゃった。ミハイさんが不憫すぎるので、下巻で進展ありまくりの甘々とかなら読んでもいいかなと思いますが違うんだろうなー。2015/06/21
よっしー
20
表紙絵が気になって手に取りました。人間ではない客が多く集う居酒屋。その常連さんはミハイを筆頭に個性豊かな面々ばかりですが、フラりとやってくるお客さんもまた変わった人が多く…退屈はしないですね!!日本の妖怪や神様だけでなく、外国や童話の世界からもいらっしゃるので、次はどんな人が…と想像するのも楽しいです。一つずつが短編で、でも繋がっているお話なので読みやすかったです。2022/01/15
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