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内容説明
女装&替え玉な家庭教師生活ももう半年ほど。生徒たちに懐かれたのは嬉しいけれど、聖羅が毎日メイド服を着て、お茶を淹れてくれるようになったのは絶対マズイ!それ以外にも、真面目で一途過ぎる竜樹王子に、ブラコン気味の更紗姫、その更紗姫にベッタリな織絵姫、お母さんっ子の真王子…特定の相手しか目に入らない問題児ばかり。彼らの世界を広げるため、“先生”として一計を案じた僕は―。ファンタジー家庭教師コメディ、好評第5巻!
著者等紹介
野村美月[ノムラミズキ]
福島出身。『赤城山卓球場に歌声は響く』で第3回えんため大賞小説部門最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文庫フリーク@灯れ松明の火
87
シャールの出した課題がシャール自身の成長ならば、悩み惑いながら課題に応えた王子・王女の成長にも自然と頬が緩む。「この者は、いずれ私の一の騎士になるのですから」ギルマーを瞠目させた竜樹王子。「この剣と戦士としての魂にかけて」と、ギルマーに言わせたくなる(笑)聖羅のツンデレが不足と思えば日記の絵文字がデレ(笑)「受け受けしくて可愛いシャール」←どういう意味かは置くとして、聖羅への仄かな想いは、もやもやとしたヤキモチの形でしっかり表れる。さて次巻、ロマンシアではいよいよグリンダ登場?秋まで待つのが辛い(嘆息)2014/04/11
ひめありす@灯れ松明の火
70
シャールが先生として頑張る巻。こういうコンビチェンジのお話し好きです。人のお世話をしてあげる喜びに気付き始めた聖羅、意外とこういう子は精神年齢成長早いぞ織絵、ぱっと姿を現すことだけが大切じゃないと気づいた更紗、これも帝王学なのでしょうか竜樹、今時珍しい性格だけが残念男子ギルマー、そろそろ言葉が出て欲しい真王子、そしてそもそもあなたがヴァねすですから!バージンロード一緒に歩けませんからシャール!相変わらずほのぼのと可愛らしいお話でした。次はお話が大きく動きそう。もうひと組の双子は、どんな対話をするのだろう。2014/05/18
よっち
66
シャールが教え子たちに別の子とのカップリングで相手の喜ぶことをひとつする、という課題を提案したお話。ハラハラしながら見守る先生をよそに、結果的に良い方向に転がったものの、お茶会を見る限りだとまだ前途多難そう(苦笑)人気者の先生に嫉妬する聖羅も可愛かったですが、先生も聖羅が他の男に恋したら心穏やかではいられないようで、本心は男としてか親心か。アニスとの関係も気になりますね。番外編の子供たちの心理描写も興味深かったです。グリンダはグリンダで密かに話が進んでいるみたいで、次回音楽祭で話は大きく動くんでしょうか。2014/03/30
Yobata
54
聖羅はシャール,双子姫の織絵は更紗,真は母親にと特定の相手しか目に入らないべったり状態を克服するため、くじで分け、相手が“喜ぶこと”をするという課題を設けてみたシャール。離され不機嫌になる子供たちだが…。他、番外編がアニスの同人誌即売会で男装で参加する話,王妃の提案で城外での友達も作ろうとする話,子供達の日常,グリンダが世界からまだ天才だと知られてなかった頃の話の4編。本編では若干病み始めた聖羅や更紗にべったりの織絵の依存癖を克服するため別枠にしてみる作戦。コンビは更紗と真,聖羅と織絵,竜樹とギルマーの→2014/03/28
まりも
50
今回はお城での日常回。相手が喜ぶことを一つするというシャールの課題で王子、王女たちの今までとは違った一面が見れたりアニスは相変わらず腐女子だけど可愛かったりと読んでいて癒される内容でした。子供達を成長させるのは孤高の天才グリンダだと出来ない事だろうな。それにしても聖羅の独占欲がすごい事なってきてるけどそこがまた可愛かったりしますね。話の裏ではグリンダ絡みのイベントも進行してるし次回が楽しみ。2014/03/29