内容説明
まだ人と妖怪が隣り合わせていた時代。世には二本の紐があった。一方は赤く光る紐。それは人の紐。一方は青く光る紐。それは妖怪の紐。二本の紐が絡まり合うとき、人と妖怪は分かちがたく関わりを持つ。これは紐の織りなす物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もかすけ
1
コメディ要素たっぷりの妖怪譚。妖怪ってホント数え切れんほどいるのね。2024/04/05
透朔ゆら
1
すごくてにをはさんらしい一冊だと思います。少々持ち運びには向きませんが、それもまた、良さなんじゃないでしょうか。あと、表紙の質感が個人的に好きです!
ちゃか
1
人と怪異と因果の紐が絡まり合ってしまった時、多くは悲劇を招く。 その絡まった紐を解く、「紐解屋」を営んでいる石坐とその周辺の物語。被害にあった人達からの相談だとか、形は色々ですが、5つの怪異について描かれています。全体的にそんなに怖くはない。一話の「怪雨」なんて、怪異が引き起こしたことは確かに厄介でしたけど。魚が数えきれないほど降ってきてすぐに腐って周囲から文句言われたとか、社会的に面倒くさい。2015/12/27
はる
0
人と、怪しから延びる紐が視え、紐解屋を生業とする石坐。団子屋に同居し、団子屋娘の紡や、事件で出会ったゾンビの黄泉子と共に不思議な事件を解決する。 読みやすい文章で、キャラも立っていて面白い。けどら同人色が強く、少し短絡的な設定かな。あと、イラストが好みじゃない。2015/01/30
k
0
・・・千円でこれは・・・厚い!でもすぐ読み終えちゃう!おもしろくって!!*個人的にはくさびらが、と言いたいところですが夜来の襖が好きです。もぐもぐぺっ。2014/03/02