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内容説明
かつて竜と人が交わった。希に竜の力を持つ人が生まれる。穂村すずみもその一人だ。超レアな“火竜”として覚醒した彼女は登龍門高校へ転校してきた。そして俺、白石鋼平は彼女の肉で壁になった。何かにつけファイアブレス&「こうちゃんおいしそ~」と俺ばかりが狙われるからだ!立派な竜になるよう教育するも、妙な組織が彼女の力を狙っているらしく…て、俺の幼馴染みに変な手をださないでくれませんかね!?最強火竜を守る学園ファンタジー開幕。
著者等紹介
西野吾郎[セイノゴロウ]
静岡県出身。第13回えんため大賞特別賞にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
26
人と竜が交わる世界。頑丈さだけが取り柄のⅡ種乙の鋼竜の白石鋼平は、竜専門の高校に通っていた。しかし幼馴染で人だった筈の穂村すずみが火竜として覚醒。しかもⅠ種として覚醒し鋼平が通う高校に転校することに。自身の力が制御できないすずみの壁役として抜擢されてしまう鋼平。そこにすずみを狙ってる影が現れ…。うむ、学園ファンタジーものとしては王道かなw?キャラも割と王道。幼馴染で距離近すぎる鋼竜の鋼平と火竜のすずみ。鋼平が気になってる雷竜の蓮華にその3人を見守る霧竜の霧村雫と風竜の荒気の5人ですずみんしつけ隊。鋼平と→2014/02/06
リプトン
18
自分の好みからは少し外れているなと読みながら感じつつも読み終えてみればとよかったかな思えました。展開はテンプレ気味だけどすずみ中心にキャラの勢いで引っ張ってくれる感じで設定は凝っていて好印象でした。主人公が強いわけではなくすごい頑丈さが取り柄というのは面白いし、暴走しがちなすずみや暴力的なツンデレ蓮華との相性も良く、本性が出てきてからの霧生さんもいいキャラしてました。あとは、ギャグが滑りがちなのと文章のところどころにいらない部分というか無駄が多かったかなと思いますね。次巻以降どうなるか楽しみです。2013/06/15
える
16
★★★☆☆ にしのさんだと思ってました、ごめんなさい…。▼硬さが自慢の主人公と肉食系の幼馴染によるドタバタラブコメで、なかなか面白かった。ただ、ちょっとすずみん暴走しすぎかな?1巻に詰め込みすぎた感じがする。▼キャラは荒木を除いてなかなか良い持ち味があり、その持ち味をうまく出せていて楽しかった。荒木も「しつけ隊」の重要なメンバーなのでもうちょっと個性を持たせてあげたらよかったのに。▼最後の映像化で9割の支持を得る部分に関しては、強引すぎるというか手を抜いたように感じた。あと、絵がちょっと期待外れだった。2013/06/05
524
15
☆8 【お茶目な最強ドラゴン少女】硬さだけが取り柄の主人公と突然ドラゴンの力に目覚めたヒロインのファンタジー系ドタバタラブコメ。キャラの配置やストーリーは基本に忠実、オチは若干微妙だったが作品全体がとにかく甘いのが特徴。「森羅万象を統べる者(☆8)」とまではいかないが主人公カップルのいちゃいちゃが見どころ。覚醒してしまった状態でものんびりな声で主人公を求めるすずみが可愛い。【お気に入りキャラ:穂村すずみ】2013/06/03
T.Y.
15
人間の中に「竜」の力を持つ者が一定数存在する世界にて、白石鋼平は高校から「竜科」に通うことになる。隣家の幼馴染・穂村すずみは普通の人間だったはずだが、突然火竜に覚醒してしまい……。ストーリーとキャラはオーソドックス、主人公とヒロインがすっかり公認カップルとなっているのが特色だろうか。クラスメイトはいい奴揃い、終盤では敵が登場してのアクションがあるものの、最後は敵とも「落とし所」を見出す、安心できる物語だった。2013/05/31