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内容説明
「僕は探偵役を引退するよ」泊り旅行から戻ってきた京太郎は静かな口調でそう言った。どうせいつもの冗談だと思っていたんだが、奴は宣言以降、文化祭で配る文集作りも放り出して本当に推理を一切しなくなっちまった。二重ちゃんと文美、乃恵瑠の四人が奴が推理をしたくなる状況をつくってみても何の反応もないし…。お前本当にどうしたんだよ?なんでオレ達に何も話してくれねぇんだ!?その場しのぎのNEO的ミステリー、探偵不在?の第3巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
半熟タマゴ
8
完結。どたばたと事件を解いている1巻の頃が好きだったなぁ。残りの幼なじみメンバーもせっかく出てきたのにこれで終わりなのが残念。2013/12/01
シュエパイ
6
まさかの探偵廃業宣言と、日常に忍び寄る本当の犯罪の足音。そして、がりがり削られる彼の日常時間と全うな友人関係(笑)あぁ、まさかこの巻で綺麗に片をつけてしまうとは、でも何だかちょうど良い気もするし、すっきりしたのかも。まだまだ楽しくなるところで、未来を夢見つつ。2012/10/28
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
3
春日先生イラストによるマンガ形式の口絵が好きでしたw 1巻は別サイトで感想書いてた頃から散々ボロクソにしてて、でもなぜそんな作品を最後まで読んじゃったかというと・・・まぁ、不思議な愛着?みたいなのがあったのかなぁ。 これで完結ってのは残念でもないし当然、最後まで粗ばかりのどうしようもないシリーズでしたが、なんだかんだで修や京太郎たちとの別れを寂しく感じちゃってる自分がいたりと・・・なんかもう分かんねぇな。
紅羽
3
こじつけシリーズ最終巻は推理をしなくなった京太郎と、消息を絶った両親絡みの事件。いつもの調子を失った京太郎が中々浮上しなかったので、何となく物足りなく感じました。やはりいつも通りのテンションの高い彼が一番ですね。しかし文集のタイトルに「氷菓子」は…(笑)勿論却下されましたが。一~二巻からの伏線もスッキリ回収され、以外な人物が京太郎の両親失踪に関わっていたのは驚かれました。後書きにあった通り、本当に「友情」という感じで良い終わり方でした。2013/01/31
橘梓弓
2
タイトルと違ってこじつけがほとんどなかったな。最初のノリがよくて読み始めたわけで、やっぱりシリアスよりもコメディよりでもっと読みたかった。シリアス部分も嫌いじゃないけど、京太郎のキャラと乖離してる気がする。それは作り上げたものだ、て言われればそれまでだけど。せっかくキャラも増えて、さらにgdgdな、それでいて魅力的な日常が描かれそうなところで終わりとはもったいない。まだまだこれからの作家さんだし、次回作を期待して待つとしよう。2012/12/09