内容説明
北海道を終いの住処ときめた著者が、ひとりのアイヌの古老とじっくり膝をまじえ、話を聞いた。その古老の語ることばや生き方のなんと黄金のようにきらめいていることか。―死と葬儀と引導渡し、臨死体験と死後霊、鮭の霊送り、熊送り、一匹の蠅も神になるなど、神々と人間の交歓を描いて、アイヌの精神文化と豊かな世界に私どもを誘ってくれる。
目次
誕生の丘、神々に囲まれて
移住、大地は個人の所有物ではない
家は聖堂であり主人は祭司
最初の記憶、父さんの死
彼岸への思い、墓標は死者を送る杖
天界の方位と世界像
死者の国は、どこにあるのか
死と葬儀と引導渡し
死後の霊の状態
先祖供養、死者の国における霊の成熟〔ほか〕



