内容説明
新章開幕。アキバの街中で奇妙な殺人事件が発生。アカツキは「天秤祭」を機に芽生えた焦燥や戸惑いを抱えたまま、アキバの夜を奔走する。
著者等紹介
橙乃ままれ［トウノママレ］
２０１０年、年末にスレッド小説を書籍化した『まおゆう魔王勇者』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
57
アキバの街を震撼させる事件が発生する。それは上級者の冒険者すら簡単にやられてしまう殺人鬼の徘徊だった。シロエによりレイネシアの護衛を頼まれたアカツキ。レイネシアの前に現れた供贄一族から明かされた殺人鬼の正体を知ったアカツキは…。シロエのいないアキバでアカツキを始めとした女性陣対殺人鬼の大規模戦闘回。アカツキのターン来たねぇw前回シロエとミノリの姿を見て、ただ単にシロエの隣にいるだけじゃダメだと悟り強さを追い求めるもゲーム時代でもレイドに臨んだ事がなく二流の中の一流の域を出ない事に自信を持てないアカツキ。→2015/04/17
まりも
46
新章１冊目はアカツキが成長していく話。自分はどのようにすればいいのか分からずに動くことしかできなかったアカツキが一歩踏み出し初めての大規模戦闘に赴く。「死」は単にリスクのあるものじゃなくそのリスクとともに再び立ち上がるためのものなんですね。アキバに初めて現れた「冒険者」を殺す「大地人」に終わっていない「大災害」の進行とこれから先さらに不吉なことが起こりそうだな。かなり伏線が広がってきた気がするがどのようにこれを終わらせるのか期待と不安半分といった所ですね。ルディたち新人の出番どこー2013/12/16
朝夜
38
読了。ｱｶﾂｷ成長巻ですね｡不器用なｱｶﾂｷと姫様の関係や葛藤がもどかしくて仕方なかった。ﾌﾚｰﾊﾞｰﾃｷｽﾄとか読むのが大好きな人間なので今回の話は中々好きでしたがｱｶﾂｷとｼﾛｴの絡みが薄いのが残念。口伝はｼｽﾃﾑ外ｽｷﾙって感じですかね、皆の助けてのお陰で成長したｱｶﾂｷの今後の活躍に期待しましょう。ｱｻｼﾈｲﾄの巻物は入手を諦めたのかしら… 次回は同じ時系列のｼﾛｴの話かな？若干この巻でﾈﾀﾊﾞﾚしてるけど楽しみにしてます2014/01/05
瀧ながれ
28
こんな「現代」から遠く離れた場所でも、若者たちは、学び成長するのだ、と思った。アカツキがシロエと渚を歩く場面で、理由もわからず涙がこぼれた。そしてクライマックスの戦闘に入り、アカツキといっしょにほろほろと泣けた。みんな、レイネシアも含めたみんなが、うつむきながらも戦った。勝ててよかった。…「世界」が変わろうとしている、その予感が不気味だ。2014/03/21
ダージリン
28
アカツキとレイネシアが活躍！ふたりとも生真面目だけど、その分成長も著しいかも（笑）。シロエ達は不在のようで、女性陣でのレイドがなかなか良かった。この間のシロエ達が気になります！ソウジロウの一面がわかったのは収穫（笑）。2014/02/17
