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内容説明
最低最悪の相性ながら、何とか初任務を成功させたヴァレリアとディー。その一件から“魔紋”を消す力の存在を知ったイサークは、ディーの愛剣ジャギエルカの開発者であるキケから、かつてともに“魔法工学”を研究していた人物の情報を入手する。そしてその者が滞在していたというビラノバへ、ヴァレリアたちに加え、もう一人の“神巫”カリンを派遣することに決めるのだが―!正反対の二人の“神巫”が、“神聖同盟”を取り巻く暗雲に迫る第2巻。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
43
先日の反乱に関与していると思われる人物ネレイダを調査するため、もう一人の神巫カリンととも派遣されるヴァレリアたち。今回登場したカリンは同じ神巫でも冷静沈着なタイプで、ヴァレリアとは対照的なタイプみたいですね。お婿さん候補とディーを意外と高く評価するカリンは万事にそつがなくて、コンビを組んでも不安がなさそうなタイプですが、ディーは御しにくいと感じていたようで(苦笑)うかつな言動をするたびにディーにやりこめられて「ぐぬぬ…!」となってしまうヴァレリアは相変わらずでしたが、この二人の方がしっくり来る感じですね。2014/10/09
シュエパイ
18
おぉ、もう続きが!今度は同僚の神巫と一緒に、隣国でガントレット製作技師の調査、っと。……ビックリするほど役に立たないヒロインだねっ!いやもう、これは確かにいわれても仕方ないだろうってくらいにどうしようもない・・・。いつかまともな常識を働かせるようになるのかな?あ、ガチャピンクがちょっとだけとはいえ活躍して嬉しかったり!でも結局鎧のまま通したしw2012/06/04
ナカショー
17
安定していて面白い。今回は前回でちらっと登場したヴァレリアの親友、カリンが登場。直情的なヴァレリアに対し、常に冷静沈着なカリンの姿のおかげで、ヴァレリアのアホの子具合が凄く目立っていて良かった。世界観が更に広がっていきこれからもっと面白くなっていきそうで、次も楽しみ。2015/08/17
KEI
15
購入。待ってましたの2巻。『大好評につき1巻重版の出来!』のようで、ファンとしては嬉しいところ。こう2巻を読むと、改めて思うのは1巻の内容は非常にキャッチーであり、世界観とヴァレリアとディミタールはじめキャラ紹介がメインだったんだな。ということで2巻は当面の物語の中心となるテーマを描く下地作りなので、非常に落ち着いて読めた。それでも楽しく読めるんだから、好きなんだな。1巻の極限状況で作られた二人の関係がどう変化していくのか、非常に気になる。2012/08/23
ころん
13
魔法工学を研究していたネレイダがセリバでの叛乱に関与していたのではないかという疑惑が持ち上がり、ヴァレリアはディミタールと神巫であるカリン、カリンの魔紋官であるペトラと共に、ネレイダが滞在していたというビラノバへ赴くことになる。ヴァレリアとはあらゆる面で正反対なカリンが登場。おかげでヴァレリアがいらない子になってしまってるけど、ディミタールに言いくるめられてぐぬぬしてるヴァレリアは可愛い。やっぱディミタールにはヴァレリアが一番合ってる。物語の全体像が見えそうで見えないけど、丁寧に作りこまれていて面白い。2012/06/20