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内容説明
魔王の遺児、歩く災厄―魔人。そう呼ばれる子供たちを守るため、「魔王」となることを決意したエイゴ。国王に直談判するため王都に向かって進軍を開始するが、その行く手には、義勇軍と正規軍の大部隊が待ちかまえていた。一方、王都で二十年前の魔王戦争について調べるハイナートとギビングは、その過程で、英雄のある秘密を知ってしまい―。過去の魔王の想い、英雄の願いと罪。すべてを知った魔王エイゴが選ぶ道とは!?好評シリーズ、感動の大団円。
著者等紹介
田口仙年堂[タグチセンネンドウ]
1979年、千葉県生まれ。第五回えんため大賞にて大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鑑真@本の虫
5
最終巻。 迫害された子供たちの為に立ち上がり、魔王となったエイゴ。 残酷な運命に抗って、世界を相手にした戦いは、二十年前の戦争の真実を浮かび上がらせる。 平易に綴られる文章の中にも、根底にあるテーマや、物語に溢れる優しさが感じられる素晴らしい作品であった。 いつの世にも、不遇な扱いを受ける者は居る。 そんな者達の為に、立ち上がれることは、本当に尊いことである。 その小さな勇気は、大きな輪になり、きっと何かを生むだろう。 この物語のように。 最後に、子供たちが逞しく成長した姿が見られて、幸せだった。2014/03/05
Humbaba
3
違っているというのは、それだけで排斥の原因になる。それを完全になくすことなど不可能であるが、だからと言って排斥によって殺されてしまうとすれば、それを黙って受け入れる事はできない。そのままでは交渉のテーブルについてくれないのならば、事態を大きくしてつかざるを得なくする。失うものもたくさんあるが、なにもしないでもっと大切な物を失うよりはそのほうがマシと言えるだろう。2016/01/31
フブキ
3
表紙をめくった一番目のカラーページでの、エイゴとメイの笑顔が全てを象徴している。大円満での完結。軍人から教師になり魔王になったエイゴが街に戻り、教え子とツンデレ伯爵に囲まれた日常を読んでみたかったなあ。2011/06/23
hasek
3
3巻あたりの不幸モードは読んでて辛かったけど最終巻はハッピーエンドでとりあえずよかった。でももっとエピローグを読みたかったなぁ、、、特にあとがきにあったキサラと伯爵の息子のやつ。2010/08/10
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
2
シリーズ最終巻。残酷な運命にあらがい、子供たちを守るため、魔王軍は世界を相手に戦いに挑む・・・。 やはり最後はハッピーエンドじゃなきゃ!月並みですが最高としか言えないくらい、素晴らしいシリーズでした。 この物語の完結を見届けさせてくれた田口先生にも鉄雄先生にも・・・そして朝未先生にも!心の底からありがとう!!2013/01/15
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