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内容説明
魔王にもなり得る魔力を秘めた「魔人」たち。けれどその力を良い方向に向ければ、英雄にもなれる。その思いを伝えたいと、今日も今日とて苦心しながら授業を進めるエイゴだったが、一番年下のユーニィはまだ五歳。なかなかうまくは伝わらない。悩むエイゴの前に、あるチャンスが訪れるが…。悲劇の種は、その時既に撒かれてしまっていた。王都の陰で渦巻く様々な思惑と陰謀。そしてついにある組織の手が、ひとりの少女へと忍び寄る―。急展開第3弾。
著者等紹介
田口仙年堂[タグチセンネンドウ]
1979年3月20日生まれ。千葉出身、東京在住。第5回えんため大賞にて大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
3
今まで自分に近づく人間が良い人ばかりだったからこそ、騙されるかもしれないという警戒を行わない。いくら論理的思考力があっても、自分に優しくしてくれた人が嘘を付いていると考えなければ相手の思い通りに動かされてしまう。か弱い存在であれば騙されても自分だけが傷つくのみで済むが、強大な力を持っていると自分のみならず周囲の人間にも被害を与えてしまう。2016/01/22
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
2
うぅ、心が痛い展開が続きます・・・。 自分はこのシリーズをリアルタイムでは読んでませんが、二限目までのイラストレーター・朝未先生がシリーズ半ばで急逝されてしまったというのは残念でなりません。しかしながら、シリーズそのものの存続が危ぶまれる中で後任を引き受け務めあげてくれた鉄雄先生には、もちろん感謝してもしきれないです。
rubato
2
あああやっぱり酷いことになっていた。アプリール~! 女の子として当然のささやかな願いを叶えたかっただけなのに。既に追い詰められ感満載だったにも関わらず、更に敵対勢力×2のおかわりが。エイゴの(いろんな意味で)小さな身体で、今後も彼ら魔人を守る壁になり続けることができるんだろうか。2009/11/19
鑑真@本の虫
1
魔人もまた人の子であり、その境遇ゆえに、純真無垢で傷付きやすい。 だからなのだろうか。時に、彼らは利用されてしまう。 ズルい大人に。 ランディの行いは、何か理由があったのかもしれない。 しかし、その手口はえげつなく、見ている側にも辛さがある。 アプリールの純粋な気持ちが利用されてしまうのは、やはり悲しい。 さらに、あの英雄狂いまで動きだし、これから魔人の子たちはどうなってしまうのだろうか。 次回を緊張しながら待ちたい。2014/01/13
フブキ
1
もう…どんぞことしか……。2011/06/23