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内容説明
消費者と「特別」な関係を築き、企業収益を安定化させる。脳科学の分野で語られる「利他性」というキーワードでビジネスの現場を解き明かす。4000社以上での実践から得た具体例が満載。
目次
第1章 「買いたい!」を生むもうひとつの動機
第2章 絆が生む9つのベネフィット
第3章 絆を求める脳と利他的行動
第4章 企業との間に絆が生まれるには
第5章 絆を生み育むための具体的な方法
第6章 絆が変えていくビジネスの未来
著者等紹介
小阪裕司[コサカユウジ]
オラクルひと・しくみ研究所代表。九州大学客員教授。静岡大学客員教授。中部大学客員教授。日本感性工学会理事。人の「感性」と「行動」を軸にしたビジネスマネジメント理論と実践手法を研究・開発する。山口大学人文学部(美学専攻)卒業後、大手流通業、広告代理店を経て、1992年にオラクルひと・しくみ研究所を設立。2000年から主宰している実践企業の会には、現在、全都道府県から約1500社が集う。そのビジネス上の成果と共に、学術研究と現場での実証研究を併せ持つ稀有な存在として、各界から注目を浴びている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miu
20
とにもかくにも『絆』です。特別な関係になるには売る買うだけではもちろん駄目で、そこにお互いの感情が入らないといけない。この人だからこそ、この人の為に…と『利他的行動』がキーポイント。景気の良し悪しは関係ない。人の魅力とコミュニケーション能力の問題。自己開示は早速取り組んでいきたい。2016/06/10
Taichi Ishihara
8
久しぶりです。読了。共感を産む、絆を作る、コミュニティを京成する、など。コンテンツかコンテクストかという二項対立ではなく、コンテクストを重視して動線をつくろう、ということか。抽象的なスローガンばかり出しているのではなく、具体的なエピソードやストーリーを語り、作り、絆にしていく。「あなたから買いたい」。自己開示のコミュニケーションは、表面的開示でよい。体験を共有する、苦労を共にする。お客さんと。2014/02/14
かつどん
2
去年存在を知った小坂祐司先生。世界観に魅力を感じて過去の200以上あるポッドキャスト全部聞きました! この本の背景:モノやサービスが溢れている今、自社が選ばれている理由が真の価値からではなかったら無価値も同じで、やがて選ばれなくなってしまう。 目的:偶然ではなく意図的に価値を狙い引き起こす。 手段:前作とは別のアプローチとして「お客様の特別」になる方法として「絆」の定義を理解しメリットを考え、利他的や情緒といった点からアプローチ。 技術:絆を①創造し②最適手段で実行し③継続させる。その具体事例。2016/05/15
kimx202
2
講演も拝聴したがスタイリッシュで面白い。2011/04/05
mkt
1
動機付け3段階①商品カテゴリー②商品③あなたから買う/信頼①相手の能力に対する期待としての信頼②相手の意図に対する期待としての信頼/脳は利他を欲している/共感してもらうにはこちら側に「何か」をもつ/絆:信頼と共感が重要/一貫性、裏切らない/絆はコミュニティとなる/コミュニティ:体験を共有する。苦労を共にする/ 20200829読了 195ページ 16分 2020/08/29