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内容説明
四千年の昔から現在まで、世界でもっとも長く使用されてきた文字「漢字」。その一字一字に秘められた由来や逸話に、日々のちょっとした出来事を交えて、漢字の研究者が綴る全100編のエッセイ。鼻、休、亀、老、苺…普段なにげなく目にする漢字も、知ってみればこんなにおもしろい!楽しく読めて、しかも学べる1冊。
目次
菊
米
里
豊
策
旅
黄
歌
鬱
聖〔ほか〕
著者等紹介
阿辻哲次[アツジテツジ]
1951年大阪生まれ。京都大学文学部中国語学中国文学科卒業。同大学大学院博士課程修了。中国語および中国文字文化史専攻。現在は京都大学大学院人間・環境学研究科教授を務め、文化庁文化審議会国語分科会漢字小委員会委員として新たな常用漢字表の作成にも参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メタボン
8
☆☆☆★ 東京新聞連載のコラム。漢字の世界は奥深い。甲骨文字の書体も魅力ある。語源や故事成語を知ると、教養が高まったなあという気になって良い。2014/08/22
おおかみ
6
東京新聞に連載されたコラムをまとめたものだという。時節に応じた100の漢字について、字源や用例を軽妙洒脱に説明。風刺のきいた文章(単なるぼやきも多い)は痛快だし、言葉にまつわる雑学も豊富でためになる。2010/04/25
寝落ち6段
3
元々新聞の連載コラムを書籍化したものであり、当時の世相を反映し、週一回のペースで漢字一字を解説していくという内容だった。普段から漢字を使い、世界稀に見る多彩な表現をする日本語の根幹から、現代社会を見るというのは面白かった。色んな雑学もあり、為になった。そんな根源的なところまで知る必要はないと思うが、それでも自分の使っている言葉を遡求していくことは、日本語のアイデンティティーに辿りつく試みの一つだ。元々漢字大好きで中2にときに漢検を受けまくってた自分としては非常に楽しめた一冊。2014/03/18
おとしん
2
すごく面白かった。様々な切り口で漢字のもつ来歴を紹介し、言葉のもつ広がりを実感させてもらいました。こういう文化の結晶を当たり前のように使える国に生まれてよかったと思えました。2010/03/09
近衞孝親
1
非常に面白かった。読みやすく、漢字に興味を持ち始めた方には是非お勧めしたい一冊。2013/01/30