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内容説明
テレビ、経済雑誌などで活躍中の著者が破綻する銀行と浮上する銀行のパターンを、霞が関、永田町の政治力学と決算数字から明らかにした。財務省・金融庁が最終的に何を狙っているのか、自力で銀行破綻・ペイオフ解禁から身を守るためにはどうしたらよいのか明快に解説。
目次
第1部 限界にきた日本国の弥縫策(霞が関の国債シフト;剰余金という魔物;米国の望まぬ経済敗戦)
第2部 メガバンク+ワン、破綻・再生の法則(みずほホールディングス―海図なき航海;三井住友銀行―唯一の合併メガバンクの憂鬱;三菱東京フィナンシャル・グループ―見え始めた死角;UFJホールディングス―武器で矯めた経営戦略;りそなホールディングス―最弱の汚名のカゲの強さ)
第3部 預金を自力で守るための情報と知識(潰れない銀行なら安全か;日本の銀行の未来は間もなく決まる)
著者等紹介
須田慎一郎[スダシンイチロウ]
金融ジャーナリスト。1961年、東京生まれ。日本大学卒業。経済紙誌の記者を経て、独立。『金融ビジネス』『文芸春秋』『財界展望』などで執筆活動を続けるかたわら、テレビ朝日「サンデープロジェクト」などの報道番組にも出演。政界、官界、財界での豊富な人脈を基に、数々のスクープを連発している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
103
ここに掲載されている銀行は5つでしたが、今は一つが合併されてメガが3つとりそなグループが残っています。りそなも公的資金をこれが書かれた後に導入されて、今後もこれからの一つのキー銀行となるかもしれません。この3つのメガバンクで一番戦略的に王道を歩んでいるのは三菱東京UFJですね。それぞれ独自の考え方があるのかもしれません。2016/07/06
tod@asato
1
ちょっと古いので、どこまで今に通用するのかは疑問。ただ、1章は難しい一方、興味深いことが多く書かれていた。最後に書かれていたことを考えると、日本の金融に未来は無い!ってことなんですが・・・そんなことないよね?と思っておきます。2009/03/02
みゅう
1
最初はちょっと硬い話で全然読み進めらなかった。でも、4メガバンク(現在は3メガ)+1の合併・再建はリアルな世界で勉強になりました。就活後になったけど読んでよかったと思います(^^)2009/02/01