角川oneテーマ21<br> エシュロン―アメリカの世界支配と情報戦略

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角川oneテーマ21
エシュロン―アメリカの世界支配と情報戦略

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  • サイズ 新書判/ページ数 201p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047040588
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0295

内容説明

米国の同時多発テロ以降、軍事情報収集に威力を発揮し注目を集めた「エシュロン」。その正体は、米・英をはじめ英語圏5カ国が共同運用する、衛星通信傍受システムの呼び名である。冷戦下においては主として軍事目的に利用されていたが、冷戦終結に伴いその目的は産業スパイ用に転化し、経済競争において米国企業を有利に導く役割を果たしているとされる。世界全体で一時間に数百万の通信を傍受し自動的に分析できるといわれ、青森の三沢基地にも施設があると指摘されるなか、個人・企業の情報管理に対する日本の対応が問われている。

目次

第1章 米国同時テロとエシュロン
第2章 エシュロンの現実
第3章 国益の攻防
第4章 情報をめぐる攻防
第5章 UKUSA協約とNSA
第6章 エシュロンと日本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヤギ郎

5
内容が古いことに注意。アメリカが同時多発テロ前後に用いていた諜報システムについて述べている。諜報、防諜、インテリジェンスについて学ぶきっかけになる一冊だろう。2017/01/05

Naota_t

1
★3.0/「エシュロン」とは、米国を中心に5カ国で運用する衛生通信を対象とした世界規模の通信傍受・分析網を指す作戦名。ウサマ・ビンラディンも、これで探知されたらしい。まるで攻殻機動隊のような話だが、現実だ。最近、バイデン大統領がロシアのウクライナ侵攻は48時間以内に起こる、と発表したのはこういった類からきたものなのかもしれない。元も子もないが、佐藤優のようにインテリジェンスを磨くよりも、エシュロン使った方が情報戦は手っ取り早そうだ。内容は、事実の羅列で著者?の考えはほぼ皆無で、読み物としてはつまらない。2022/03/06

velikiy99

0
冷戦終結以降,エシュロンが米国企業の海外における活動を有利に進めるために利用されているのではないか,という疑惑が主な論点となっている.しかし欧州側・米英側とも,自国企業が海外事業を有利に進める上で,時として贈賄や談合といった不法な手段を行使しており,これを不正な通信傍受システムにより把握・告発された結果,経済活動に阻害を生じたとしても,不法手段を用いた手前大きな声でそうした通信傍受システムの存在を主張しづらいといった面もあり,国際社会における自由競争の公正さとは何なのかという問題について,考えさせられる.2015/01/04

ドリアン・グレイ

0
未だ謎多い情報機関の連合エシュロンについてまとめられた本。少し古く秘密が多い組織なので知りたいことは残ったままだが秘密のベールが少しめくれた気がする。2016/03/28

AppleSugar

0
TBD2007/01/05

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