内容説明
史上最高の兵法書といわれる『孫子』。二千年以上の時を超え読み継がれる兵法は、どのように生まれ、伝承されてきたのか。現代社会を生き抜くため、ビジネスに応用するために必要な、兵法戦略の要点と特色を明らかにする。時代ごとに変遷する中国兵法の系譜を追った本書は、『三国志』をはじめとする、中国の歴史書を読むために必携の書。兵法用語や兵書名を簡潔にまとめた「中国兵法小事典」付き。
目次
第1部 孫子兵法二十講(作戦の立案とは?;戦いの義とは? ほか)
第2部 中国兵法の展開(兵書はどう分類されたか;呪術的兵法の系譜 ほか)
第3部 中国の軍神(戦争神の登場―黄帝と蚩尤の戦い;蚩尤像の変容 ほか)
附録 中国兵法小事典
著者等紹介
湯浅邦弘[ユアサクニヒロ]
1957年、島根県生まれ。大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。大阪大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メイロング
2
ビジネスの現場で使えるかどうかはさておき、いきなり岩波とかの原文と読み下しを読むより、こっちの方が理解できていいですね。図書館では古代の中国哲学ではなく、軍事の棚にありました。じゃあ韓非子は法律の棚なの? 二部は論の展開として自然だけど、三部がいるかどうかは判断が分かれるところ。2017/03/02
Go Extreme
1
戦略の基本:知彼知己 事前計画 情報収集 戦わずして勝つ 戦争の正当性:義兵 戦争回避 政策の段階的実施 民心掌握 兵士の士気管理:鼓舞 指導者の役割 士気向上 組織の統率 攻撃と守備の戦術:攻防選択 兵力温存 退却戦略 戦場適応 中国兵法の発展:孫子 呉子 兵法の分類 戦略的思考 戦争の哲学:合理的判断 神秘的要素 戦争回避の工夫 長期戦略 軍神と戦争観:黄帝 忠義 戦争の起源 文化的意義 日本兵法への影響:戦術の適応 負けない戦略 撤退の重要性 孫子の影響 現代への応用:軍事・政治戦略 競争優位 2025/02/18
Yumiko826
1
兵法入門とのタイトルで読み始めたが、少し難しい。歴史を勉強し直してから読めばよかった。もう少し簡単なものから読んでみよう。2017/04/10
新橋九段
1
孫子の兵法についてそのエッセンスがわかりやすくまとめられていてよかった。途中から全然関係ない兵法書の話ばかりになってしまうのが残念だが。2014/12/15
アクサン
0
☆☆☆☆☆2016/04/04
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- 洋書
- Eighteen