角川選書<br> 梁塵秘抄の世界―中世を映す歌謡

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角川選書
梁塵秘抄の世界―中世を映す歌謡

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047034594
  • NDC分類 911.63

内容説明

平安末期に大流行した歌謡、今様とはなにか。熱狂的に今様を愛好した帝王・後白河院の編んだ『梁塵秘抄』の世界は、当時の新たな世相を反映して、極楽往生をとげた極悪人に関心を寄せ、地獄を訪う地蔵を頼む信仰心、都のファッションや新奇なものを追う好奇心、動物や昆虫までも愉快な仲間とみなす童心にあふれていた。現実を明るく謳歌する自由でゆたかな歌謡の世界から、中世の躍動する精神が見えてくる。

目次

1 『梁塵秘抄』概説(今様の流行と『梁塵秘抄』の成立;撰者・後白河院)
2 『梁塵秘抄』を読む(信仰の世界―堕地獄への諦念・悪人への共感;恋の世界―解釈の多様性・配列の妙;王朝的美意識への反逆―躍動する動植物;都市の賑わい―雑踏する人々・芸能の熱狂)

著者紹介

植木朝子[ウエキトモコ]
1967年生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科単位取得満期退学。博士(人文科学)。同志社大学文学部教授。専攻は中世歌謡。著書に、『梁塵秘抄とその周縁―今様と和歌・説話・物語の交流』(三省堂、日本歌謡学会志田延義賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)