角川選書
闘う皇族―ある宮家の三代

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047033801
  • NDC分類 288.44
  • Cコード C0321

内容説明

香淳皇后(昭和天皇皇后)の実家として知られる久邇宮家は、戦後、他の十の宮家と共に皇籍離脱し消滅した。明治以前は摂関家より下位とされながら、近代日本において特権階級の頂点に祭り上げられた「宮家」・「皇族」とは、果たしていかなる存在だったのか。資料を丹念に解きほぐしながら、久邇宮家の個性的な三代の当主に光をあて、その実態に迫る。

目次

貞明皇后の怒り
皇太子妃「内定」
騒動の始まり
杉浦重剛と日本中学校グループ
邦彦王の反撃
政治と怪文書
後日談
朝融王事件
朝彦親王と久邇宮家
邦彦王の時代
貞明皇后の言葉

著者等紹介

浅見雅男[アサミマサオ]
1947(昭和22)年、東京生まれ。70年、慶応義塾大学経済学部卒業。出版社に入り、雑誌・書籍の編集にたずさわる。また、国際日本文化研究センター共同研究員、東京大学大学院情報学環教育部非常勤講師も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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鐵太郎

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歴史上、こんなヤツがいなければよかったのに、と思える人物はたくさんおります。日本の皇族でも、何人かいます。久邇宮家の三人は、そのリストに加わる立派な資格があるようです。ところがまことに残念ながら、昭和天皇の半生を支えた良子さま、のちの香淳皇后は、この家系の人なのです。ヤレヤレ。むろん、また新たな事実とそれを元にした解釈が現れて、この悪評が覆れば、それはそれでいいのですけれどね。ぼくは、こういう歴史の新解釈は、好きです。2006/05/05

そーだ

0
昭和天皇の后、今上天皇の母である香淳皇后の実家、久邇宮家三代について書かれた本。第九章には納得いかないことが多かった。それ以外はあとがきを含めて面白かった。貞明皇后と香淳皇后との仲があまりうまくいってなかった理由がわかった気がする。2012/10/24

えみ

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香淳皇后の実家のことが書いてある。2012/01/03

はちがみっつ

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幕末の朝彦親王から続く因縁の皇族を三代にわたり追ってみた。ここまで幼稚で、ワガママで、周りも扱いに困ったであろう。犠牲になる覚悟で結婚したお嬢さんが一番被害者かも。2018/06/30

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