角川選書<br> 日本女性の歴史性・愛・家族

角川選書
日本女性の歴史性・愛・家族

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784047032255
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C0321

内容説明

家族の歴史は性と愛の歴史でもある。男に支配されていない古代の女、主体的・活動的な中世の女、厳しい身分制下の近世の女、良妻賢母の枠にとじこめられた近代の女、そしてゆれる現代の家族の在り方や人間の性愛…。社会構造の激しい変化の中に女たちの生き方を学び、男女共生の望ましい未来像をさぐる。

目次

1 原始古代(原始時代の生活集団と通婚;性愛と結婚;女性と財産;遊行する女たち)
2 中世(平安後期の家の成立と結婚・性愛;中世の「遊女」;嫁取り婚への動きと夫婦の情愛;室町・戦国の性愛とそのゆくえ)
3 近世(恋愛・心中・不義密通;結婚と離婚;家と女性;遊女と飯盛り女)
4 近代(文明開化と性・家族;天皇制と「家」;性意識の変化と廃娼運動;愛と性の自由をもとめて;戦時下の性と家族)
5 現代(憲法24条と新しい民法;現代の「公娼制」と性の自由化;高度経済成長と家族;ゆれる家族)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

邑尾端子

5
女性史関連の書籍は、フェミニズム的な視点で書かれたものが比較的多くなりがちであるが、そのなかでも本書はあまりイデオロギーに寄らず学問的、史学的に概観していく内容で、女性史の基礎を抑えるのに適した良書であると思う。「処女性を重んじる貞淑な古き良き女性像」ってせいぜい明治くらいからだろうとか思ってたけど、大正期まで農村では夜這いの習俗などが残っていた事を考えると庶民レベルでは更に下って昭和初期頃なのかもしれない。2017/09/16

匂當内侍

0
諸問題2022/04/14

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