内容説明
人間は恒に、現実である「俗」とは異なる「聖なるもの」を求めつづけ、その具現として、聖なる土地をうみだしてきた。聖地で祈りを共にし、同一の「神」を感応することで大いなるやすらぎを、あるいは比類のないこころの昂まりをうる。その事情は、今日の科学の時代においても変わらない。本書は、聖なるものを問いつつ聖地巡歴をつづける真摯な詩人による、初の、日本を含む世界の「聖なる土地」への案内の書である。
目次
カッパドギア
那智の滝
嘆きの壁
アトス山
伊勢神宮
サン・ピエトロ寺院
補陀落山
アクロポリス
恐山
サグラーダ・ファミリア聖堂
仁徳陵
キリスト生誕教会
僻村のロマネスク教会
マチュ・ピチュ
聖カタリナ修道院
ハギヤ・ソフィア
高千穂、天の岩戸
メヴラーナの聖堂