角川叢書
正倉院文書入門

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784047021556
  • NDC分類 210.35
  • Cコード C0321

出版社内容情報

この膨大な史料の海にどう漕ぎ出すか。

正倉院文書とはどのようなものか。その中心となる写経所文書を手がかりに、具体的な整理・復原、読み解きの方法から、写経事業と王権の関係までを解明。文書研究の実態と方法を詳細に描いた初めてで唯一の書。

内容説明

一万数千点ともいわれる正倉院文書の中心には、「写経所文書」という事務帳簿群が大きな比重を占めて存在する。本書では、この「写経所文書」を中心に、整理・復原の状況、読み解きの方法、写経事業の有様、「写経所文書」自体の多様な姿、さらに写経事業と王権の関係を追究する。今後の正倉院文書研究のさまざまな分野での応用・発展に資するため、その研究の実態と方法を詳細に描いた基本の書である。

目次

第1部 正倉院文書への招待(正倉院文書とは何か;写経事業にかかわる用語;個別写経事業の進行)
第2部 写経所文書の世界(写経所文書アラカルト;写経と王権)

著者等紹介

栄原永遠男[サカエハラトワオ]
1946年、東京に生まれ、まもなく大阪に移る。京都大学大学院文学研究科単位取得退学。博士(文学)。追手門学院大学を経て大阪市立大学大学院教授を歴任。現在、大阪市立大学名誉教授・特任教授。正倉院文書研究会代表、木簡学会会長。1994年『日本古代銭貨流通史の研究』(塙書房)で第十六回角川源義賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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